大人しい子が多いと言われる犬種
犬はそれぞれ1匹ずつ違う個性、性格を持っています。しかしながら、犬種ごとに見ると、「この性格の子がこの犬種には多いよね」という傾向があります。今回は、さまざまな性格的傾向の中から、おとなしい子が比較的多いとされる犬種を紹介していきます。
1.バセンジー
中型犬に分類されるアフリカ原産のバセンジーは、しっかりとした体格と長い足が特徴的な犬種です。体格がしっかりしているため、一見、非常に活発で賑やかな犬種かと思われがちですが、実は真逆の子が多い犬種です。
基本的に、バセンジーは家族の中にいても、どっしりと落ち着いた構えを見せていることが多く、はしゃいだりすることもあまり見せない子が多いです。
家族に愛情深く、家族以外に警戒心を見せることもありますが、吠えることはありません。じっと見つめて注意深く観察したり、バセンジー独特の鳴き声(ハウリング音)を発したりするのみです。
2.パグ
『鼻ペチャ犬』の代表とも言えるパグは、明るく愛嬌のある性格の子が多い犬種です。しかし、はしゃぎ回るのではなく、明るく陽気に、楽しそうな表情や様子を見せてくれる子が多く、基本的に落ち着いた行動をとります。
警戒心を持つ子も少ないので、飼い主以外にも懐く子が多いです。そのため、がっしりとした体格を持ちながらも、番犬には不向きと言われるほどです。威嚇吠えはもちろん、無駄吠えもあまりありません。
3.フレンチブルドッグ
パグと同じ、短頭犬種の代表格的存在でもあるフレンチブルドッグも、おとなしい子が多いとされる犬種です。フレンチブルドッグは、1度飼ってしまうと、その後もフレンチブルのみを迎える飼い主が多いほど、愛好家が多い犬種でもあります。
フレンチブルドッグは、明るく陽気で人懐っこい子が多い犬種です。パグと同様に、警戒心も弱く、散歩中に出会った人や犬にも警戒することなく近付いていく子が多く見られます。
基本的に落ち着いていて、穏やかな性格のフレンチブルドッグは、吠えることもあまりなく、マイペースな犬種と言えます。
4.ゴールデンレトリーバー
「おとなしい犬種」と聞いて、大型犬を思い浮かべた時、必ず思い浮かぶ犬種がレトリーバー犬種です。まずはゴールデンレトリーバーから見ていきましょう。
ゴールデンレトリーバーは、穏やかで社交的な子が多い犬種です。また、賢く洞察力にも優れているので、家族内の雰囲気を察知することも得意とされています。
元々吠えない犬種ではないので、しつけは必要ですが、大型犬の中でも賢く、穏やかな性格の子が多いゴールデンレトリーバーは、しつけもしやすいとされています。大型犬なので、ドッグスクールで一緒にしつけをしてもらう飼い主さんも多いですね。
穏やかで家族のことをしっかり見ている愛情深い性格の子が多いので、小さい子がいる家庭でも、一緒に遊んでくれたり、愛情を見せてくれたりと、問題なく過ごすことができる犬種とも言われています。
5.ラブラドールレトリーバー
ラブラドールレトリーバーは、災害救助犬や麻薬探知犬など、あらゆる職業犬として活躍するほど賢い犬種です。同じレトリーバー犬種ですが、ゴールデンレトリーバーよりも落ち着いている子が多い傾向にあります。
こちらも賢く穏やかな犬種であるため、大型犬ではありますが、比較的しつけしやすい犬種です。飼い主がしっかり一貫したしつけを行うことで、無駄吠えもなくなります。
家族はもちろん、他の犬や猫、小動物に対しても愛情深く接することができるので、家庭犬として世界中で愛されています。とても優しくフレンドリーなため、番犬には不向きです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、おとなしい子が多い犬種を紹介しましたが、何度もお伝えしているとおり、あくまでその傾向が強いという紹介です。紹介した犬種であっても、1匹ずつ個性が違うので、警戒心の強い子や吠え癖のある子もいます。
「うちの子は違う…と思っても、もちろん問題ありません!それぞれの個性なので、その点も含めて愛情を注いであげましょう。