NG生活習慣①ご飯を出しっぱなしにする
食べることが大好きという犬は多くいますが、中には食が細くなかなか食べ終わらないという犬もいます。そうした場合、食べるまでドッグフードの入った食器を置きっぱなしにしている飼い主さんもいるのではないでしょうか?
特に仕事などで長い時間留守番させる時などには、後でお腹が空いたらかわいそうだからと1日中出していることもあると思います。
しかし、犬の食欲をしっかりと把握することや食べる様子を観察することは健康管理の上でとても大切なポイントとなります。
食べている時の様子や食欲の有無が、日々どのように変化するかということをきちんと知ることで体調の変化にも気がつき、病気の早期発見につなげることが出来るのです。
また、ご飯を置きっぱなしにしておくことは「いつでも好きな時に食べられる」と犬に思わせてしまうため、さらに食いつきを悪くしてしまう可能性があるので注意しましょう。
NG生活習慣②排泄は外でしかしない
室内で飼っている犬でも、おしっこやうんちは外でしかさせない、または出来ないということもあります。排泄の処理をしっかり行えば、外でさせることに大きな問題はありませんが、尿や便の色・量の変化は健康のバロメーターにもなるのでしっかりチェックしましょう。
うんちは外でしても色や量、固さをチェックすることは出来ますが、尿の場合は土の上などですると色や量、においに変化があっても気がつきにくいということがあります。
尿に変化が見られた時、膀胱や尿管だけでなく腎臓など内臓器にトラブルが起きていることがあるので出来るだけ早く発見してあげなければなりません。
トイレシートで排泄させることが尿の変化に最も気がつきやすいポイントです。しかし、外でしか排泄しない場合は回数や時間を覚えておくようにしたり、いつも同じ場所でさせるようにするなどして変化に気づけるよう工夫するようにしましょう。
NG生活習慣③歯みがきはガムやおもちゃだけ
一昔前に比べて平均寿命が延びた今の家庭犬にとって、歯の健康を維持することはとても大切です。年齢を重ねても歯が抜け落ちずに健康な状態であることで、食べものをしっかりと噛んで食べることが出来ます。
食べものからさまざまな栄養をきちんと摂取出来ることはもちろん、噛むことで脳が活性化されるなど色々な面でメリットがあるとされています。また、歯周病になると口内だけでなく全身に細菌が回ってしまう危険性もあります。
犬の口内トラブルを防ぐためには歯みがきが最も有効。もちろん歯みがき効果のあるガムやおもちゃでケアすることも手軽でおすすめですが、犬任せにしすぎると病気やトラブルを見落としてしまうことがあるので注意が必要です。
飼い主さんが歯磨きをしながら犬の口内をチェックすることで、歯周病や口内のトラブルを発見しやすくなるので併用してケアをするようにしましょう。
まとめ
犬は痛みや苦痛、体の変化を感じていてもそれを飼い主さんに伝えることが出来ません。また、動物としての本能で弱みとなる病気や怪我を隠そうとする犬も少なくありません。
そのため、スキンシップを取ったり行動の変化などを日常的に観察したりすることで、飼い主さんがしっかりと犬の健康状態を把握することが大切です。
特に食欲や排泄の変化はとても重要なポイントとなりますし、皮膚や歯など見たり触れたりすることで異常に気がつくことが出来る部分もあります。
愛犬の健康や命を守ることが出来るのは、飼い主さんです。犬の体調の変化に無頓着になりがちなNG生活習慣を見直して、病気やトラブルを出来るだけ早く発見してあげられるようにしましょう。