他の犬と接するときはマナーを守りましょう
犬を飼っていると自然と他のお家のワンちゃんと出会う機会も多いですよね。お散歩中やドッグラン、サロンに動物病院など、愛犬家としては可愛いワンちゃんがいっぱいで、ついコミュニケーションをとってみたくなると思います。
そんなシチュエーションで愛犬以外の他の犬と、コミュニケーションをとること自体は悪いことではありません。
しかし、初めて出会ったワンちゃんであれば、どんな性格をしているのか分からないので、愛犬が喜んでくれる行為でも、怖がってしまうかもしれませんよね。
自分の家で愛犬に行っている行為が、全て正しいこととは限らないのです。犬を飼っている飼い主さんも、それぞれ性格や考え方も違うので、他のお家のワンちゃんと接する時はしっかりとマナーを守ることが大切になります。他の犬に絶対してはいけないNG行為をいくつかお伝えいたします。
他の犬に絶対してはいけないNG行為3選!
急に近寄り勝手に触る
お散歩中に可愛いワンちゃんを見かけると、近づいて触れてみたくなりませんか?犬は予測できない急な動き、また知らない人に触れられることを苦手と感じる子は少なくありません。
飼い主さん以外の人を受け付けないワンちゃんを断りもなく急に触ってしまうと、噛まれるなどの事故に繋がってしまう危険性もあります。「犬はみんな人が大好き」な訳ではないのです。
また「急に近寄る」という行為は飼い主さんに対しても少し失礼な行為。私自身も愛犬とのお散歩中に経験があるのですが、知らない方が凄い勢いで近づいてきて、愛犬に触ろうとした方がいます。
愛犬も不安気味でしたが、私自身も少しだけ恐怖心を感じました。他のお家のワンちゃんに触れてみたいときは、まず飼い主さんにしっかり挨拶をして、触っても良いか確認をしてからにしましょう。
勝手におやつを与える
何度か会ったことがあり、ワンちゃんも飼い主さんも初対面でなかったとしても、飼い主さんに断りなくオヤツを与えるの止めましょう。犬は食べることが大好きな子が多いので、差し出したものは何でも喜んで食べてくれると思いますが、その行為が健康に害を与えてしまうかもしれません。
近年アレルギー体質の犬は少なくありません。食物アレルギーであれば、例え犬用のオヤツであっても、アレルゲンが含まれるものであれば、その子はそのオヤツを食べることでアレルギー症状が出てしまう危険性があります。アレルギー以外でも病気などで食べる量や食べる物を制限されている子もいます。
また、飼い主さんが愛犬の健康に気遣い、添加物の入っていないものを選ぶなど、食べ物の管理をしっかりしている方もいらっしゃると思います。
その方にしてみれば、原材料の分からないオヤツを勝手に与えられるのは喜べる行為ではないはず。犬が美味しそうに食べる姿は見ているほうがホッコリするほど可愛いですが、むやみにオヤツを与えるのは控えましょう。
目を見つめる
家で愛犬と過ごしている時、愛犬からの視線を感じるタイミングって多いですよね。愛犬と飼い主さんの間で、信頼関係がしっかりと築けている場合、見つめ合うことでコミュニケーションをとることもできます。
しっかりと目を見つめ合うことで、愛情が伝わり安心感を得られることも。大好きな飼い主さんに優しく見つめてもらうと、愛情ホルモンとも言われる「オキシトシン」の分泌が高まるとも言われています。
これは愛犬だけでなく、飼い主さんも同じく「オキシトシン」の分泌が高まるそうです。しかしこれは、相手が信頼関係が築けている大好きな飼い主さんだからこそ。
基本的にあまり慣れていない犬と目を合わせることは少し危険な行為。犬にとって相手と目を合わせ続ける行為は敵意を表します。人間で言うと「睨んでいる」また「喧嘩を売っている」ような感覚。あまり慣れていない他の犬と接する時は、敵意がないことを伝えるためにも、目を見つめずに接するよう心がけましょう。
まとめ
自分自身の愛犬も、他のお家のワンちゃんも、愛犬家であれば犬は可愛い存在だと思います。しかし、他の家の犬を「犬」と言うひとくくりで考えてはいけません。人間の性格がひとりひとりバラバラなように、犬にも個性があり、好き嫌い、得意苦手は様々です。
初めて会うワンちゃんや、あまり慣れていないワンちゃんには、犬の習性を踏まえたうえで、コミュニケーションをとりましょう。もちろん、飼い主さんへの気配りも忘れないでください。