1.可愛がり過ぎる
犬は可愛がられるのが大好きなので、飼い主に可愛がられるのを楽しみにしています。飼い主も大好きな愛犬に対してたくさん可愛がりたい、撫でたい、そう感じていることでしょう。
愛犬とのスキンシップはとても大切となりますが、同時にあまり可愛がり過ぎると愛犬に嫌がられたりストレスを感じさせたりする可能性があることをご存知でしょうか?
特に愛犬がリラックスして眠っているときにワシャワシャ撫でてしまうと、「う、鬱陶しい……」と思われてしまう可能性が高いので気をつけてくださいね。また、愛犬が甘えただからといっていつも可愛がっていると飼い主に依存しすぎてしまうことがあります。
もし強く依存してしまうと、飼い主が離れたときに不安を感じてずっと吠える、不安になってパニックになる、あちこちでオシッコをするなどの問題行動を起こしやすくなりますので、日頃から依存させすぎないよう可愛がりすぎには気をつけることをおススメします。
2.ハグをする
人間にとって『ハグ』は大好きな人や動物に行う最上級の愛情表現となりますよね。ですから犬にとってのハグも嬉しいときにする愛情表現の1つなのかな?と思いきや……、なんと犬の約8程はハグが苦手だそうですよ。
なぜ犬はハグが苦手なのかはハッキリと解明されていませんが、有力な説が2つあります。
1つは『マウント行為だと思っている』です。ハグをするときは相手の体を包み込むような格好になるので、ハグをして犬を包み込むと「僕より立場が上だと主張している……」そう犬に思われている可能性があります。
そしてもう1つは『体に負担を感じている』です。犬とハグをするときは大体の場合座って犬にハグをすることが多いと思いますが、なかには犬が二本足で立っているときにハグをする人もいると思います。
しかし、そういった姿勢でハグをしてしまうと愛犬の背中や腰、足まわりに負担をかけてしまい関節を痛める危険性があるので要注意といえます。
ちなみに犬によっては大好きな人にハグされるのを好むこともありますので、愛犬がハグされるのが好きでしたらハグをしても問題ないといえるでしょう。
3.つねに側にいる
可愛い愛犬とずっと一緒にいたい。そう思って家の中にいるときはつねに愛犬の側にいる。そういう飼い主はたくさんいることと思います。
しかし、このような行為は場合によっては愛犬に嫌がられたりストレスを感じさせてしまうNG行為となることがあるのです。
そのときの気分によっては大好きな飼い主だとしても、「そっとしておいて……」と感じることがあります。
ちなみに犬がそっとしておいてほしいときは、
- 自分の寝床で眠っている
- 家族と距離を置いてくつろいでいる
といった行動をすることが多いので、愛犬がひとりで静かにしているときは構わないで放っておいてあげることをおススメします。
また、可愛がりすぎているときと同じように、つねにずっと一緒にいると愛犬が飼い主であるあなたに強く依存してしまう可能性があるといえます。そういった意味でも、一日のうち何度かは一緒にいない時間をつくるようにすると良いと思いますよ。
4.目を合わせながらジッと見る
私たち人間は興味あるものをジーっと見たり、好意的な意味合いで相手の目を見ることがありますよね。ですので、散歩中に出会った可愛い犬を見つけると思わずその犬の顔や目をジッと見つめることも少なからずあると思います。
ただ、この『目をジッと見つめる』という行為は犬の世界では『敵意がある』『ケンカを売っている』という好意的な意味とは逆の意味になることが多いので要注意。
例えば、もし道端で出会った犬の目を見つめたときに犬が目をそらした場合、「僕は敵じゃないよ」と気を使わせてしまっているといえますので目を見つめるのをやめてあげてくださいね。
また、信頼関係をキチンと築けている犬は例外となることが多いようで愛犬や仲の良い犬の目を見つめたときは、ネガティブな意味にならず逆に『愛情表現の1つ』となる場合がよくあります。
ですので、愛犬が優しい表情をしながらあなたの顔を見つめてくる。そんな場合も「大好きだよ~」「可愛がってほしいなぁ」といった意味が込められていることが多いといえますよ。
まとめ
今回は普段の生活で行いがちな『犬に気持ちを伝える時の間違ったNG行為』を4つご紹介しました。人間と犬は古くから一緒に生活してきた間柄となりますが、それぞれの行う仕草や行動はときどき相手にとって違う意味になることがあります。
ですので、日頃愛犬に行っている行為は犬から見るとどう感じているのかを知っておく必要があるといえるでしょう。
ちなみに今回ご紹介したNG行為はあくまで基本的な意味合いとなり、実際には犬によって感じ方が変わることも少なからずあるということをご理解くださいね。