犬と猫を一緒に飼っていると起きるかもしれない事故5選
ペットを飼うなら犬と猫どっち?と聞かれてもなかなか選べないですよね。SNSでも犬と猫が仲良くしている姿がたくさん見られるので「きっと仲良くできるはず!」と思ってしまうものです。
しかし、犬も猫もどちらも飼いたい!と考えている人は、飼う前にあらゆる事態を想定しておいた方がいいかもしれません。ここでは、犬と猫を一緒に飼っていると起きるかもしれない事故5選をお伝えします。
1.縄張り争い
まず気をつけたいのが犬と猫による縄張り争いです。犬と猫は似ているようで生活習慣に大きな違いがあることをまずは認識しましょう。
犬はその家全体を自分の縄張りだと感じるのに対し、猫は一部に縄張りを作ります。犬の場合は飼い主やほかのペットに対して仲間意識があるので縄張りに入っても神経を尖らすことは少ないですが、猫はそうではありません。
猫の縄張りに犬が侵入すると猫が怒ってしまい、そこで縄張り争いへと発展してしまうことがあります。
2.スキンシップの違いからのストレス
犬は誰かのそばにくっついたりじゃれ合ってスキンシップを取るのが好きですが、猫はその時の気分によっては全く態度が違います。そんな気分じゃないのに犬が近づいてくるとサッと逃げたり、「来るな!」とばかりに拒否することも…。
スキンシップの違いは犬と猫の間で大きなストレスになりやすく、フレンドリーな犬とクールな猫の組み合わせはとくに一方通行になりやすいです。ストレスが溜まってしまうと攻撃をしてしまう可能性も否めません。
3.過剰な睡眠不足
日中起きて夜眠る犬に対して、猫は夜行性なので昼間はゆっくり寝ていることが多いです。ここが犬と猫を一緒に飼う上で忘れてはならない点なので、それぞれがしっかり眠れる環境作りをしなければ過剰な睡眠不足に陥ってしまいます。
眠っている猫を犬が起こさないために、それぞれの寝床を守ることが重要です。
4.エサの取り合い
食事を犬と猫一緒に与えた時、そこでエサの取り合いが起きてしまうこともあります。犬が猫のご飯を食べてしまった、その逆が起きてしまうことで栄養バランスが崩れてしまう不安も出てきます。
食事を邪魔されたことで爪でひっかく、噛みつくという危険も出てきますので、犬と猫それぞれが安心して食事ができる環境を作らなければなりません。
5.ストレスからの病気
犬と猫の相性が悪いと、ストレスから病気を患ってしまうこともあります。毛が抜けてしまう心因性脱毛症や隠れてしまう恐怖症などの症状が表れたら、注意しなければなりません。
また、犬と猫が仲良くしていたとしても、相棒がいなくなった時のストレスも把握しておきたいものです。
犬と猫を一緒に飼うときのコツ
犬と猫をうまく一緒に飼うには、いくつか覚えておきたいことがあります。そこで、犬と猫を一緒に飼うときのコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ムリに仲良くさせようとしない
まず、犬と猫を仲良くさせようとしないことです。すぐに仲良くするパターンもありますが、そこには相性の問題もあるのでムリに近づけるようなことはしないようにしましょう。
時間をかけてお互いの存在を受け入れることもあれば、何年経っても釣れない仲で居続けることもあります。
犬と猫それぞれの生活ペースを尊重する
犬と猫は縄張り意識や生活習慣に違いがあるので、それぞれケージと寝床を用意してパーソナルスペースを確保してあげましょう。トイレや食事する場所もしっかり分けて生活をするのも大切です。
遊ぶ時間もバラバラになってしまうので、睡眠を邪魔しないような配慮もしてあげてください。
同居させる順番を工夫する
最も犬と猫の関係がうまくいくのが、子犬と子猫同士で飼うパターンです。一緒に成長をとげる中でうまく社会性を生み出すことができます。
また、成犬の先住犬がいる家庭に子猫を迎え入れるパターンもスムーズに行く傾向にあります。フレンドリーな犬なら猫を世話する姿も見せてくれるでしょう。
気をつけたいのが、先住猫がいる家に犬を迎え入れる時です。先輩猫としてうまく立てて上下関係を崩さないようにすれば、よい関係性が生まれるでしょう。
まとめ
犬と猫を飼うと家の中がうんと明るく楽しくなります。ただ、必ずしも仲良しになるとは限らず、犬と猫の生活習慣の違いも知っておかないとトラブルに発展してしまいます。それぞれの生活を尊重しながら良い関係を築き上げて、犬と猫との同居生活を楽しんでみてください。