1.粗悪なごはんしか与えることができない
大容量で低価格なドッグフードには、やはり粗悪な原材料が使われています。たとえば、赤や緑などのカラフルなドッグフードがありますが、赤102や青2などの着色料が使われているからです。
確かに、色鮮やかな方が見栄えが良いかもしれません。しかし、犬にとっては不要なものです。人間のように色や形で食事を楽しむわけではないからです。保存料や防腐剤など、発ガン性があるとされている添加物が含まれていることもあります。
ずっと食べ続けるものだから…
今すぐに健康を害するというわけではありませんが、生涯ずっと食べていくものですから、病気を発症する原因にもなりかねません。
しかし、良質なドッグフードを与えたいとした場合、どうしても高額になってしまいます。生涯に渡り、高額だけれど良質なドッグフードを与え続けることができるのかは、お金に余裕がなければ難しいかもしれません。
2.必要な医療を受けさせてあげることができない
- 狂犬病予防の注射(義務)
- 混合ワクチンの接種(任意)
- フィラリアの寄生を予防するための投薬
- ノミやマダニの寄生を予防するための投薬
犬の予防医療は、ザっとあげるだけでもこれだけあります。狂犬病予防の注射は飼い主の義務で、年に一回、接種する必要があります。混合ワクチンの接種は任意ですが、命にも関わる感染症を予防するために欠かすことができません。
これも年に一回、接種する必要があります。蚊に刺されることで寄生するフィラリア症は、お薬で予防することができます。
基本的には、4月頃から12月頃まで予防が必要です。ノミやマダニの寄生は、一年を通してお薬で予防する必要があります。とくにノミは、他の犬や猫から移ってしまうことが多いです。
治療や手術が必要になることも…
ケガをしてしまったとき、病気になってしまったとき、高額な医療費が必要になることがあります。飼い主さんの経済力の低さから、必要な治療や手術を受けることができず、苦しみながら亡くなっていく犬もいます。
ケガや病気をしたとき、人間と同じくらい、もしくはそれ以上の医療費が必要になる可能性がある、と考えておいた方が良いです。そのために、経済力のある飼い主さんであっても、愛犬のための貯金をしていることがほとんどです。
3.愛犬を手放さなければならなくなる
理由は様々ですが、こんな理由で愛犬を手放した、という例をあげてみましょう。
『引っ越し先がペットNG』
ペットOKの家を見つければ良いだけなんじゃないの?と思われるかもしれません。しかし、ペットOKの賃貸って、家賃が高めですよね。通常であれば敷金も礼金もゼロだけど、犬と暮らす場合には敷金も礼金も発生し、家賃は数千円増し、なんてこともあります。
はじめはペットOKの賃貸で暮らすことができたけど、転勤で引っ越しすることになり、経済的な理由からペットOKの賃貸を借りることができなくなってしまう人もいます。引っ越し先がペットNGだということを理由に愛犬を手放す人は意外と多く、やはり経済的な理由が大きいようです。
まとめ
お金に余裕がなくても犬と暮らすことはできます。お金に余裕があれば必ず犬を幸せにしてあげることができるというわけではありません。どちらにしても、犬の命に対して責任を全うすることができるかどうか、ということが重要です。
「動物愛護」という言葉がありますが、犬のために何かをしてあげるということだけではなく、“安易に犬を飼わない”という選択をすることも動物愛護のひとつだと思います。
- 粗悪なごはんしか与えることができない
- 必要な医療を受けさせてあげることができない
- 愛犬を手放さなければならなくなる
このようなことがないよう、まずはご自身の経済力を見つめ、犬と暮らすために必要な十分な環境を整えるということから始めてはいかがでしょうか。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
金に余裕無いならマジで飼わないほうがマシ。飼う分不幸な犬が増えるだけ。