1.しっぽが下がる
犬のしっぽが下がっていたり股の間に巻き込んだりしているときは、
- 不安
- 恐怖
- 警戒
などの気持ちの表れである可能性があります。飼い主さんの姿や行動を不審に思った時には「飼い主さん…だよね…?」「どうしちゃったんだろう…」と不安な気持ちになっているため、しっぽが自信なさげに下がっていることがあります。
しっぽは感情のバロメーター!
愛犬が飼い主さんを怪しがっていてしっぽが下がっていても、飼い主さんが一たび声を発すると「飼い主さんだ!」と確信できて、しっぽが一気に上がったりブンブンと振ったりして喜んでくれるという急変が見られるでしょう。犬のしっぽは感情を表す大変わかりやすいバロメーターなのです。
2.怪訝な表情をする
犬は表情筋が豊かなので、人間に似たような表情を見せることが多くあります。飼い主さんの姿や行動に不安を感じているときには、
- 上目遣い
- 白目部分が見えている
- 眉を寄せる
などの"困り顔"の表情を見せます。いつもと違う飼い主さんの姿や行動に「どうすれば良いんだろうなぁ…?」と困惑しているのかもしれません。
3.近付いてこない
犬の視力は人間ほど良くないため、飼い主さんを飼い主さんだと認識するのは"匂い"の情報に大きく頼っています。
飼い主さんの匂いがあまりしなかったり、いつもと違う匂いがしたりすると、犬は「飼い主さん…だろうか…?」と不審がってしまい、飼い主さんだと確信するまで警戒モードとなってしばらく少し離れたところから観察することもあります。
飼い主さんの匂いが薄くて不審に思っても、声を聞くと「飼い主さんだ!」と認識して駆け寄ってきてくれることもあります。
4.隠れる
警戒心が強く臆病さのある子の場合、飼い主さんが飼い主さんだと認識できないと隠れてしまうこともあります。飼い主さんが普段着とは大幅に違う格好をしていたり、マスクやヘルメットなどで顔が見えなかったりすると、犬は「いつもと違う=不安」と感じて怪しんでしまいやすいです。
犬の視力はそれほど良くないのですが、人間の表情を読み取ることができる動物です。そのため、飼い主さんのマスク姿やヘルメット姿などに見慣れていない子の場合は、表情が見えない格好をしていると不安に思ってしまいます。
5.唸る
飼い主さんを飼い主さんだと気付かずに「不審者かもしれない!」と感じると、愛犬の性格によっては唸って威嚇してしまうこともあります。「唸る」という行動は怒りの感情だけでなく「これ以上近付かないで!」という恐怖の感情も交ざっていると考えられます。犬にとって不安感や警戒心はストレスとなるため、早めに愛犬の警戒心を解くようにしましょう。
まとめ
犬にとって「いつもと違う」ことは不安を感じやすいため、飼い主さんの匂い、恰好、行動にいつもと違うことがあると「飼い主さん…だよね…?」と疑ってしまうことがあります。我が家の愛犬は、私がいつものように「ただいま!」と言わずにそーっと帰宅すると、怪訝な表情や態度を取ります。犬が飼い主さんを不審がっているときには、
- しっぽが下がる
- 怪訝な表情をする
- 近付いてこない
- 隠れる
- 唸る
などの態度を取ることがあります。飼い主さんのマスク姿やヘルメット姿などに見慣れていないわんちゃんの場合は不審がりやすいので、愛犬の前では外してあげると安心してくれるでしょう。