犬を飼う人は最期まで責任を持つことが大前提!
今回は、犬を飼う人が絶対にしなければいけないことを紹介していきます。近年、ペットブームが巻き起こっていることもあり、多くの家族に犬たちが迎えられています。とても喜ばしいことではあるのですが、その一方で、犬を飼うことを軽く見ている人が多いと感じることもあります。
犬を飼うということは、犬の飼い主として、自分が飼った犬の全責任を負うということです。他人に迷惑をかけてしまえば、その責任は飼い主に向けられますし、何より、犬は飼い主がいなければ生活ができません。犬を飼うということは、その犬の生涯、命を背負うということなのです。
犬を飼う人は、最期まで責任を持ってお世話をし、愛情を注ぎ、正しいしつけをすることが求められます。これから犬を飼いたいと考えている方は、これを理解した上で、家族として温かく迎えてあげてくださいね。
犬を飼う人が絶対にしなければいけないこと
前置きが長くなってしまいましたが、早速本題に入りたいと思います。犬を飼うにあたり、飼い主が犬を迎える際、あるいは犬を迎えてからも絶対にしなければいけないことを紹介していきます。これから犬を迎える人はもちろん、すでに犬と暮らしている飼い主さんも再確認しておきましょう。
1.犬について学習し理解する
まずは犬について学習する努力を怠らないでください。犬について学ぶということは、愛犬を理解することに繋がるからです。
犬は人間の言葉を話すことができません。そのため、例えば犬の仕草や行動、表情から、そのときの犬の心理を読み解き、飼い主としてどのような行動するべきかを考える必要があります。ここで、犬の行動や仕草にまつわる心理を学ぶ必要が出てくるのです。
他にも、基本的な情報(犬のお世話、適切な運動量、接し方)を学ぶことも大切です。犬の研究は年々進んでいるため、常にアップデートされていると考えてください。既に知っているよ、という方も、今調べてみてみると情報がアップデートされ、昔とは変わっている可能性もあります。時々、何が正しいとされているのか、情報が変わっていないかチェックするのも大事ですよ。
2.ペット保険に入る
犬を飼う際、多くの人が入るペット保険。ペット保険に入ることは義務化されていませんが、愛犬にもしものことが遭ったときに備えて、入ることをおすすめします。
最近では、ペット保険も様々な種類が提供されています。価格も幅広く、ライトなプランから、分厚い手当の出るプランまでありますし、加入にあたっての年齢制限も様々です。できるならば、そのときのために万全なプランを用意しておきたいですが、月々の支払額を考えると、愛犬の年齢がまだ若いようであれば、軽いプランのペット保険でも良いでしょう。
どちらにせよ、怪我や病気はシニア犬はもちろん、子犬や元気な成犬であっても起こり得ます。どこかのペット保険には必ず入るべきでしょう。入っていないと、いざ受診した際に、高額な医療費を支払わなければいけません。
3.必要な健診や予防接種を受ける
子犬を飼うと、まずは予防接種を受けなければいけないことがほとんどでしょう。中には、既に家族として迎えられる前に、何回か予防接種が終わっているという子犬もいますが、2回目から3、4回目の予防接種は飼い主が連れて行くことになることが多いでしょう。
また、1年に1回など、定期的に健康診断をしてもらうことも重要です。病気は人間と同様、早期発見が最も重要です。健康診断で異常が見つかり、早期治療をすることで回復するケースも多いので、毎年の予防接種と同様、健康診断も絶対にするようにしましょう。
可能であれば、飼い始めの早い時期にかかりつけ医を決めておき、常に愛犬の状態を知っている病院を持つと良いでしょう。
4.常に部屋を清潔に保つ
今までは片付けが苦手だった人も、犬を飼うに当たり、常に部屋を清潔に掃除し、きれいに片付けなければいけません。部屋を掃除していないまま放置していると、犬にいたずらされやすいでしょうし、何かを間違えて犬が食べてしまってもそれに気づきにくくなります。また部屋を不衛生にしていると、ホコリやホコリに含まれるダニも多くなり、飼い主と犬の両方の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。小物やおもちゃなどの誤食は、窒息や腸閉塞の危険性もあります。
何より、犬を飼うということは、自分の部屋を掃除し、きれいに保つ以上に大変です。最低限の自己管理ができてから、犬を迎えるようにしましょう。
5.お金の管理を行う
犬を飼う前、お金のシミュレーションはしましたか。意外とどのくらいお金がかかるのかを計算せず、犬を迎えてしまう人も多いです。しかし、犬に関する出費は想像以上に多いです。
犬を飼うに当たって、必要な物を揃えなければいけませんし、毎月ペット関連の消耗品(ドッグフードやトイレシーツなど)も買い足さなければいけません。また、季節によっては暑さ対策や寒さ対策をする必要があるので、その幾度、対策グッズを購入する必要も出てきます。
犬が怪我や病気を患った場合、想像を超えた医療費に驚く飼い主さんも少なくありません。手術などを含むと、10万を軽く超えることもあります。他にも予防接種費用やペット保険、ドッグスクール代、愛犬と楽しむための娯楽費など、多くの出費が重なります。これらを考え、月々のお金の管理をすることはとても重要です。
6.最低限のしつけを完了させる
飼い主になることで、犬の全責任を負う義務を持ちます。そのため、他人に迷惑をかけたり、人間と一緒に共存したりする上で、守らなければいけないルールやしつけはきちんと教える必要があります。
主に最低限行うべきしつけは、トイレトレーニングを行うことや基本コマンド(『待て』『お座り』など)を教える、無駄吠えや噛みつき癖などをなくす、させないことです。興奮して他人に飛びかかってしまう犬であれば、そこも直さなければいけません。
こうしたしつけをきちんとマスターしなければ、他の犬や人と安全に触れ合うことが難しかったり、最悪の場合、相手に危害を加えてしまったり、ご近所トラブルとなってしまうこともあります。こうしたトラブルを回避するためにも、また愛犬自身が人間と快適に共存していくためにも、最初にきちんとしつけを行うことは大切です。
犬を飼うということは犬の親になること…その自覚を持って
いかがでしたでしょうか。犬を飼うということは、家族として犬を迎えること。すなわち、犬の親になることでもあるのです。また、犬は自分だけでは生活ができないため、生活のすべてを飼い主に依存しなければいけないことをしっかり覚えておいてください。犬を飼う人は、飼い主になるという決断が、どれほど大きな決断であるかをしっかり自覚しましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名