犬に『過剰なスキンシップ』はNG!起こりうる3つのこと

犬に『過剰なスキンシップ』はNG!起こりうる3つのこと

愛犬とのスキンシップはとても幸せなものですよね。しかし、犬との過剰なスキンシップにはいくつかのリスクがあるということをご存じでしょうか?

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

①ズーノーシスのリスクがある

犬の顔を両手で包んでキスしようとする男の子

犬との過剰なスキンシップで起こりうることとして特に注意したいのが、ズーノーシスです。ズーノーシスとは「人畜共通感染症」や「動物由来感染症」とも呼ばれるもので、人間とそれ以外の脊椎動物の両方に感染・寄生する病原体によって生じる感染症のことです。感染している動物との直接的な接触や糞・尿、被毛などを介して再感染が起きるとされています。

そのため、犬とのキスなど過剰なスキンシップによってズーノーシスに感染するリスクがあるのです。犬から一方的に人間の口や鼻、または傷口などをなめることでも感染のリスクがあることも覚えておきましょう。

犬の口内にいる常在菌や健康な犬も保有している確率の高い細菌も、人間の体に入ると発熱や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。「うちの犬は健康だから大丈夫」と油断している人も多いようですが、犬がどのような状態であっても十分注意しましょう。

②飼い主への信頼を失わせる

飼い主に頭をなでられているチワワ

愛犬とのスキンシップで癒しや安心を感じる人は多いことでしょう。それは犬にとっても同じことで、大好きな飼い主さんになでられることで心身がリラックスして、幸せな気持ちになると思います。

しかし、スキンシップといってもどのようなやり方、タイミングでもいいというわけではありません。特に犬がぐっすりと眠っているときや一人で休みたいと思っているときに、しつこく強引なスキンシップを求められると犬もうんざりしてしまうかもしれません。

ゆったり休んでいるときに突然抱き上げられたり、強引に遊びに誘われたりすることがあると、犬は驚いてしまうでしょう。特に繊細な気質を持つ犬の場合は、飼い主さんがそばにいることで「いつ何をされるかわからない」と心からリラックスできなくなってしまうこともあるのです。

人間同士でも同じことですが、どんなに仲が良い相手でも「そっとしておいてほしい」と思うときや「それはやりすぎ」と思う関わり方があると思います。犬とのスキンシップでも相手の気持ちやタイミングを考えることが大切です。犬が休んでいるときなどは声をかけてから触れるようにしたり、驚かせないようにそっとスキンシップをとってあげたりするように心がけましょう。

③噛みつきや粗相などトラブルの原因になる

怒って牙を剥くジャックラッセルテリア

犬が寝ているときや休んでいるときにスキンシップをとろうとすると、犬を驚かせてしまうことがあるとしましたが、その他にもトラブルを招く可能性があります。

特に注意したいのが、犬の食事中やトイレ中にスキンシップをとることです。犬が何かを食べているときに体や顔に触れようとすると、「食べものを取られてしまう」と勘違いさせてしまうかもしれません。そして、食べものを取られまいとして触れてきた手に噛みついたり、吠えて威嚇したりすることも考えられます。

おしっこやうんちをしているときも犬はとても無防備な状態なので、できるだけ放っておいてあげましょう。トイレ中に触れることで警戒心を持ってしまい、飼い主さんがいるところではトイレを我慢するようになったり、隠れてトイレをするようになってしまったりすることがあるのです。

まとめ

顔をなでられてうれしそうな犬

大切な愛犬やかわいい犬たちとのスキンシップは私たち人間の心を癒してくれるでしょう。そして、信頼関係で結ばれた相手とのスキンシップは犬にとっても心身の健康を促し、幸福感を与えるものとされています。

しかし、スキンシップの方法やタイミングによってはお互いを不幸にするトラブルを招くきっかけになってしまうことも…。感染症の原因となりうるキスなどの過剰なスキンシップや、睡眠中や食事中、排泄中などはできるだけ控え、犬の気持ちに寄り添ったスキンシップを心がけてくださいね。

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