大型犬の飼い主が経験しがちなこと
1.よだれの量がハンパない!
犬は、よだれをよく出す動物だと思います。ポメラニアンのような超小型犬であっても、ごはんやおやつを目の前にすれば、小さな口元からツーっと、よだれが垂れてしまいます。犬にとっては当たり前のことで、生理現象ですから、止めることはできません。
これが、大型犬となると、よだれの量がハンパない!ごはんやおやつを目の前にしたときはもちろんのこと、お散歩中にもハッハッハッと呼吸をしながら大量のよだれが出てしまいますし、お散歩が終わった後、涼しい室内でくつろいでいる間も、パンティングと大量のよだれが止まりません。
よだれ(唾液)には、口の中の健康状態を守るための役割、気化熱によって体温を調節する役割などがあり、カラダが大きければ大きいほど、その分泌量が多いというだけなのです。しかし、やはり大型犬のよだれの量を見ると、ハンパないなぁ…と、初めは驚くかもしれません。
2.カラダの大きさと気の強さは同じではない…?
カラダの大きな大型犬ですから、その見た目だけで、強そうだと思われたり、怖そうだと思われたりすることがあります。しかし、意外と小心者な犬が多いようです。
たとえば、がっちりとした筋肉質なカラダを持つジャーマンシェパードドッグは、警察犬やガード犬や番犬としてのたくましいイメージが強いですよね。
しかし、甘えん坊さんな性格の犬が多く、ハムスターやウサギなどの小動物を怖がる犬もいます。自分の何十分の一しかないような小さな超小型犬に吠えられ、“怒られちゃったよぉ~”と、飼い主さんに泣きつく犬もいます。
カラダは大きなくせに気は小さいんだな、なんて思われてしまいがちですが、そうではありません。自分よりも力の弱い者やカラダの小さな者に対して、とっても優しい性格の犬が大型犬には多いんです。
3.お手入れがとっても簡単
ブラッシング、爪切り、歯磨き、耳掃除、シャンプーなどのお手入れは、超小型犬や小型犬と比べると、実はとっても簡単で楽ちんなんです。超小型犬の小さな小さな爪は、自分で切るには緊張してしまうという飼い主さんが多く、トリマーさんや獣医さんにお任せする人が多いです。
大型犬の大きな爪は、見やすく、切りやすいため、飼い主さんでもお手入れしやすいです。歯磨きも、大きな歯は磨きやすいです。耳掃除も、耳の中が見えやすく、汚れ具合もわかりやすいです。ブラッシングやシャンプーもガシガシできてスムーズに終わります。
もちろん、超小型犬や小型犬と同じように、優しく丁寧に行うことが大切です。
4.飼育費用がハンパない!
超小型犬や小型犬と比べると、何かと出費が多くなる大型犬。トリミング料金など、大型犬としての価格設定がされていることがほとんどで、“シャンプーするだけなのに、大型犬ってだけで、こんなに高くなるの!?”と、驚くことも多いはずです。
一回の食事量も多いですし、飼い主さんの食費よりも愛犬の食費の方がかかる、なんてこともあるようです。ケージやクレート、食器やベッド、ハーネスやリード、何を買うにも、物の大きさが大きければ値段も上がります。
しかし、超小型犬と大型犬を比べると、一生涯にかかる飼育費用は、超小型犬の方が高い、というデータがあります。これは、平均寿命の違いなのではないかと思います。大型犬よりも寿命が長いとされている超小型犬は、長生きする分、飼育費用もかかるのです。それでも、やはり、ひとつひとつの費用は、大型犬の方が圧倒的に高いですよね。
まとめ
大型犬の飼い主がよく経験することには、次のようなことがあります。
- よだれの量がハンパない!
- カラダの大きさと気の強さは同じではない…?
- お手入れがとっても簡単
- 飼育費用がハンパない!
大型犬との暮らしには、経済力や体力の余裕が必須であり、憧れを持つ人も多いものですよね。