犬の好きな場所
犬にもそれぞれ性格があるので「お気に入りの場所」というのもそれぞれの犬によって違うものでしょう。リビングであったり、飼い主の寝室であったり、自分のケージの中であったり、ふと見ると犬がよく居る場所というのがあると思います。
しかしそれらは個体差があるように見えますが、実際にはある程度共通点があるようです。
リビング
犬にとって大好きな飼い主のにおいがある場所というのは、やはり落ち着く場所なのでしょう。人が生活する中心であるリビングは、そんな飼い主さんのにおいでいっぱいです。飼い主さんの動向を逐一観察できる場所でもあります。
またリビングでは飼い主さんもゆったりとくつろぐ時間が多く、犬もその様子を見て「ここは安全・安心」と感じるのでしょう。たとえ飼い主さんがいなくとも、リビングの飼い主さんの指定席近くでぐっすり眠っているなんてこともあると思います。
また犬自身もリビングによくいることから自分のにおいもつき、安心できるテリトリーとしてふるまうことができるのでリビングが好きな犬は多いようです。
飼い主の寝室
こちらも大好きな飼い主のにおいがたっぷりある部屋となり、また飼い主が眠る場所であるため犬自身も「安全」と認識できるスペースです。こちらに犬の寝床があるお宅も多いのではないでしょうか。
静かで狭い場所
犬はもともとの性質もあり、穴倉のような狭くて暗いところを好みます。犬用のケージもあなりオープンなタイプではなく、天井や四方をある程度目隠ししてあげたほうが安心して眠ることができるようです。
広い部屋であっても割と隅っこや、ソファのかげ、カーテンの裏などを好む犬も多いのではないでしょうか。なんでそんなところに丸くなっているんだろうと思ってしまいますが、犬にとってはごくごく居心地の良い空間のようです。
家の中で犬が嫌いな場所
お風呂場
例外もありますが、犬は基本的にお風呂場が好きではありません。お風呂場は材質のせいもあり、音は反響しますし床もちょっと滑りやすく踏ん張りにくくできています。
飼い主が毎日入るお風呂には興味深々になるのですが、実際ちらっと覗くとそそくさと逃げて行ってしまう犬も多いのではないでしょうか。
ザーザーとシャワーが勢いよく床を打ちその音は人間が聞いてもかなりの音量になります。犬の耳にはさぞうるさく響くことでしょう。あと、一回でもお風呂場でシャンプーをされた犬は、大抵の場合お風呂場が好きではなくなってしまうようです。
足もとが不安定なベランダ
こちらも例外はありますが、犬は足元に隙間があるような床を嫌います。水はけを重視したタイプのベランダやシーチングタイプの床材を使用しているベランダは、犬が嫌いな場所の一つです。
もともと視力が良くないため、床に穴が開いていると下に何があるかよく見えず、怖くなってしまうのです。またシーチングタイプの床材は足の裏に食い込む感触があるのでしょう。飼い主がでていれば興味津々で寄っては来ますが、足元が不安定な場合は好んで近づこうとはしないでしょう。
まとめ
犬が好きな場所、嫌いな場所についてはかなり個体差があると思います。安心できる場所で共通しているのは「静か」「安心できるにおい」「せまい」ところでしょうか。反対に嫌いな場所は「イヤなことをされた」「うるさい」「おちつかない」ところが多いようです。
嫌がっているようであれば無理強いせず、必要な場合は徐々にゆっくりと慣らしてあげるようにしてください。