愛犬の機嫌を損ねている飼い主の意外なNG行為3つ
あなたの愛犬はいつもご機嫌な笑顔を見せてくれるでしょうか?犬も人間と同じく感情を持つ生き物なので、365日、いつでも元気いっぱいでキラキラな笑顔というのは難しいでしょう。犬がご機嫌斜めになってしまう理由も人と同じく「嫌なことがあったとき」。意外にも飼い主さんの行為が原因となってしまうこともあるようです。飼い主さんが愛犬のため良かれと思っているNG行為をいくつかお伝えします。
1.過剰なお散歩
犬にとってお散歩はとても大切なもの。もちろんお散歩が大好きなワンちゃんも多いはず。ただし、やみくもにお散歩すればいいという訳ではなく、個体ごとの適切な運動量を守ってあげることが大切です。お散歩のしすぎは機嫌を損ねるとともに、ストレスに繋がることもあります。
とくに小型犬の中には運動欲求がそれほど高くない子も多いよう。また、持って生まれた気質でもありますが、骨格の構造や筋肉の性質などから、長時間、散歩をすることが体に負担となるケースもあります。小型犬や超小型犬でも毎日のお散歩は必要ですが、1日に1~2回、20~30分程度のお散歩で運動量が足りる子が多いと言われてるので、愛犬の体調や気持ちを考慮して適度な運動ができるようお散歩を楽しみましょう。
2.目を見つめる
愛犬のウルウルした瞳が可愛くて、じっと見つめてしまうことはありませんか?犬の社会では、相手の目を見つめる行為は敵意を表します。人でいうと、睨みつけてケンカを売っているようなもの。愛犬に伝えたいことがあるとき、つい目を見つめて話しかけることもあるかもしれませんね。愛犬が目をそらす、あくびをするなどの行為が見られたら、ストレスを感じているサイン。飼い主さんもそっと目をそらしてあげましょう。
しかしワンちゃんと飼い主さんの間で、信頼関係がしっかりと築けている場合は例外もあります。じっと見つめ合う行為で愛情ホルモンともいわれる「オキシトシン」が双方に分泌されという実験結果が出ているのです。「目を見つめ合う」という行為は、個体差や飼い主さんとの関係性で、良い行為にも悪い行為にもなってしまうよう。愛犬のほうから見つめてく場合は、愛情や信頼の気持ちを伝えている行為の場合もあります。
3.食事を見守る
犬は食べることが大好きな子が多いですよね。犬はもともと狩りをして、食餌を得ていた野生動物なので、食べ物に対する執着心が強い子が少なくないと思います。犬がご飯を食べている時に思っていることは、「これはボクのご飯だ!」「早く食べなきゃ」など…。ゆっくり食べても誰も取り上げないのに、横取りされないように早く食べてしまおうと思っているよう。
食べている最中、飼い主さんにじっと見守られ続けると、「取られるかも…」と焦りを感じていしまう子もいるようです。余計に早く食べようとしたり、ストレスに感じる子もいるようなので、少し離れた場所から観察するようにしましょう。
ご機嫌斜めな犬の態度
飼い主さんには悪気のない行為でも、愛犬が機嫌を損ねてしまうことはあるようです。ご機嫌斜めになってしまったときの犬の行動もご紹介しておきます。
- 無視をする
- 表情が曇る
- 唸る
- 噛みつく
- あくびをする
いつもは飼い主さんの呼びかけに、喜んで反応する犬が「聞こえません」と言わんばかりに無視をするときは、ご機嫌斜めになっていることもあります。また、明らかにつまらなそうな表情、また不機嫌な表情をしているときも、嫌な気分になっていることが多いよう。何年か一緒に暮らしている飼い主さんであれば、曇った表情は一目瞭然ですよね。飼い主さんの何らかの行為にストレスを感じている可能性もあるので気分転換してあげましょう。
また、唸る、噛みつこうとするなどの攻撃的な態度も機嫌が悪い証拠。本当に噛まれる可能性もあるので、無理に触ろうとするよりも、何が原因で機嫌が悪くなってしまったのか探り、その行為をしないようにしましょう。
そしてあくびをするのは犬の代表的なストレスサイン。不安や緊張はもちろん、嫌なことがあってイライラしている時にもあくびをする頻度が増えます。
まとめ
たくさんお散歩に行くのも、ご飯の時間を優しい気持ちで見守るのも、愛犬が可愛いからこその飼い主さんの行為になると思います。しかし、犬には犬の持って生まれた気質や習性があるので、嫌がる子もいるようです。愛犬と飼い主さんは言葉で伝えあうことができない関係なので、行動や表情でしっかりと見極めてあげましょうね。