犬と遊べる『宝探し』ゲームとは
新型コロナウイルス感染拡大のため、現在国内では外出自粛要請が出ています。そのため、散歩を含め、愛犬とのお出かけを控えている人もいるでしょう。
しかし、外に出ることが好きな犬たちにとって、外出できないことは大きなストレスとなることも。特に犬のように知能の高い動物にとって、退屈というのはとても強いストレスとなります。そして、ストレスを抱えた犬は無駄吠えやいたずらなどの問題行動を起こしやすい傾向にあります。
外に出れず退屈をしてしまう犬たちのストレスを解消するために、家の中で楽しめることを用意してあげるといいでしょう。
特に、ただおもちゃを買い与えるだけでなく、今回紹介するような『宝探し』のように飼い主と一緒に楽しめる遊びやゲームを提供してあげることがおすすめ。ストレス解消になるだけでなく、愛犬との絆やコミュニケーションを深めるツールにもなると思います。
『宝探し』ゲームのルール
宝探しゲームとは、飼い主が隠したおもちゃやおやつ＝宝を犬が探して見つけ出すゲームです。ルールはとても単純ですが、このゲームをやることにはさまざまなメリットがあるのです。
宝を見つけるために、犬はあちこちのにおいをかぎ回ります。犬は本能的ににおいをかぐことがとても好きですし、目的を追跡して発見・獲得することは狩猟動物としての本能を強く刺激します。本
能が満たされると犬は充足感を感じ、ストレスが発散されます。本能や欲求が満たされると共に、自分の大好きなものが手に入り、飼い主さんからもほめてもらえるといいことづくめなので宝探しは犬がとっても喜ぶゲームなのです。
＜宝探しゲームの基本ルール＞
- 宝（オヤツやおもちゃ）を部屋の中に隠す
- 「探して」「サーチ」「ゴー」などのコマンドで宝を探させる
- 犬が宝を見つけたら、思いっきりほめる
宝探しのメリットとして、ルールが単純で誰でもすぐにできるところも挙げられます。すぐに見つけられるようになったら、ゲームのレベルアップをして犬の「見つけたい！！」という欲求をより強く刺激してあげましょう。
宝探しゲームのレベルアップ方法と注意点
初めて犬と宝探しゲームをする時は
初めて宝探しゲームをするときは、犬にルールをわかりやすく伝えるためにとても簡単にしてあげましょう。犬を座らせて待たせ、目のまでソファの後ろやクッションの下などにお宝を隠し、「探して」などのコマンドでそれを取らせてあげます。
そして、お宝を見つけることができたときは思いっきりほめちぎり、一緒に喜んであげてください。これを数回くり返すことで犬は飼い主さんのコマンドまで待つこと、コマンドの後にお宝を探して見つけたらもらっていいことを学習します。
犬が宝探しゲームに慣れてきたら
犬の目の前でお宝を隠すことに慣れたら、少しずつ隠し場所をむずかしくしてレベルアップしていきましょう。犬はあまりにも簡単なことばかりくり返していると、やりがいを感じずあっという間に飽きてしまうので上手にレベルアップすることが大切です。
犬が待っている場所から見えない場所に隠したり、本当に隠す場所以外にも2～3か所お宝を隠す真似をしてみるのもいいでしょう。
少しだけ高い場所に隠すというのも犬にとっては見つける難易度が上がるのでおすすめです。なかなか見つけられないと犬はあきらめてしまうことがあるので、苦戦しているようであればお宝の近くに立ったり、指で指したりしてヒントを出してあげましょう。
また、見つけたおやつをそのまま食べることをOKとすると、拾い食いにつながりそうで嫌という場合にはおもちゃを使うようにしたり、宝箱としておやつを入れる箱などを用意するといいでしょう。
まとめ
外出自粛中は犬も飼い主も家の中でストレスが溜まりがちです。ここで紹介した『宝探し』などのゲームは、ストレス発散になるだけでなくしつけの要素なども組み込まれているので大変おすすめです。家の中で過ごす時間が長い今こそ、普段はなかなかできない遊びやゲームを取り入れて愛犬との絆や信頼関係を深めてくださいね。
