犬がウンチを食べてしまう理由4つ
愛犬が散歩中に自分のウンチを食べてしまう、ウンチを食べてしまうから口が臭い・・・こんなお悩みを持つ飼い主さんは実にたくさんいるんです。母犬が子犬のウンチを食べる行為は本能的な行動ですが、そうではない場合は不安になりますよね。
「うちの子だけ?」と思うことはありません。ワンちゃんの多くが自分のウンチを食べてしまっているんです。犬の食糞理由については未だに不明ですが、研究によって明らかになってきた部分を元に、犬がウンチを食べてしまう理由4つをご紹介します。
1.おいしいから
犬は自分のウンチを「おいしい!」と思っている可能性があり、その理由は「猫が好んで食べることがある」。つまり犬のウンチは美味しいのでは?と言われています。
また、食糞をする犬のほとんどがフレッシュなウンチ・・・つまり排泄から2日以上経ったウンチは避ける傾向にあることをカリフォルニア大学デービス校の研究チームが発表をしています。ウンチを食べる犬もそれなりに選んでいるようですね。
2.取られたくないから
犬がウンチを食べてしまう理由として「取られたくない」と強く思い、とっさに食べてしまうのでは?とも考えられています。
ワンちゃんが排泄する際にお尻からサッと片付ける飼い主さんもいますが、その行動を見て「ウンチはいいモノなのかもしれない」と犬が思い込むこともあるようです。
3.お腹が空いたから
犬は空腹を感じると本能的にウンチを食べるのでは?という説もあります。その根拠としてペンシルバニア大学の教授が、「発展途上国の犬は人間のウンチを食べて栄養を補っている」とワシントンポストに語っていることからです。
空腹時や栄養バランスが偏っていると、犬は自分やほかのウンチを食べてしまうことがあるようです。
4.注目してほしいから
犬がウンチを食べてしまう別の理由をあげるならば、注目を集めたいというものがあります。「ウンチを食べると飼い主さんにかまってもらえる!」と思ってしまっているのかもしれません。
犬がウンチを食べてしまうのを防ぐには?
愛犬がウンチを食べてしまうのは心の底から「やめてー!」と願いたくものですが、どうやったら防げるのでしょうか?自分のウンチを食べること自体は健康を害しにくいとされていますが、できればやめさせたいですよね。
道ばたで食べてしまうワンちゃんについては、ほかの動物のウンチを食べてしまうと寄生虫や細菌・ ウイルス感染のリスクが高まるので、もし近づこうとしたら無言で引き寄せて食べさせないようにしましょう。
食事も十分に与えているのに愛犬が食糞をする場合は、1度獣医師に相談を。そして、愛犬のウンチを片づけるときの工夫をしましょう。排便をしたらおやつなどで愛犬を別の場所へ呼び寄せて距離を作り、その間に無言で片づけるようにします。
「排便をしたことを叱られるから隠そう」と思うワンちゃんもいるので、あくまでも騒がずに行ってみてください。目の前で食べてしまっても叱らずに・・・がポイントです。
まとめ
愛犬が自分のウンチを食べてしまう姿はとてもショッキングですが、そこで叱ったり騒いでしまわぬようにすることが大切です。犬の食糞の理由は色々な説がありますが、原因がわからずに悩んでしまった人はぜひ獣医師に相談をしてくださいね。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名