愛犬から嫌われてしまうやりがちなNG行為
つい飼い主がやりがちな行為の中には、飼い主のことが好きな愛犬でも「嫌だな」と感じ、嫌われてしまう原因になる行為もあります。では、どのような飼い主の行為が愛犬から嫌われる恐れがあるのでしょうか。
1.しつこい
愛犬が嫌がる素振りや困った表情を見せているのに、その表情や仕草がかわいいからとしつこく『嫌がらせ』をしてしまう…ということはありませんか。
自分に置き換えてみると理解しやすいと思いますが、自分が嫌がっていることに対し、「嫌だ」と明確に意思表示を出しているのに、しつこく同じことをされたらどう思いますか。もちろん、嫌悪感を抱きますよね。犬も同じです。
飼い主は「かわいい」という思いから、ついやってしまっているのかもしれません。しかし、犬から見れば、単なる『嫌がらせ』です。
2.構いすぎてしまう
「犬は飼い主に構ってもらうことが大好き!」という話や記事はよく耳に、目にします。しかし、それは適度な距離感を保っていることが大前提です。
「常に一緒にいたいから」と、愛犬の意思を無視して、無理やり構おうとするのは、嫌われる原因にもなりますし、愛犬にストレスが掛かってしまうのでNGです。
たしかに、犬は飼い主と一緒に過ごす時間に幸せを感じているでしょう。しかし、犬も感情がある動物です。時々、「1匹で静かにのんびりと過ごしたい」と思うことはあります。そんなときは、自ら誰もいない少し離れた場所(窓際など)へと移動し、ボーッとしていることが多いです。わざわざ静かな場所に移動した愛犬を追いかけるようにし、無理やりスキンシップをとったり、隣で騒がしくしたりするのは、「ストレスだなぁ」と思われてしまう恐れがあります。
3.騙すような行為
「犬を騙すってどういうこと?」と思われるかもしれません。具体例を挙げるならば、手の中におやつを入れて、「どっちに入っているでしょう」というゲームなどで行われることが多いです。
前述の例を使うならば、手の中におやつを入れたように見せかけ、実際には入れずにゲームを開始します。すると、匂いで当てようとしている犬は「あれ?匂いがあまりないぞ」と困惑してしまいます。その困惑したような表情がかわいいと、このように騙すような行為をしていませんか。
犬からしてみれば、「期待して言われた通りに当てようとしたのに、入っていないなんて騙したな!」という感覚です。期待が裏切られ、がっかりしてしまう犬は多く、中には飼い主であっても「嫌い!」と拗ねてしまう犬もいます。
4.怒鳴る
体を叩いたり、蹴ったりと暴力を振るのは言語道断ですが、感情的になり、つい愛犬に怒鳴ってしまう行為もNGです。愛犬がいたずらばかりしていると、イライラしてしまうかもしれません。しかし、そこで怒鳴っても効果は期待できません。
怒鳴られた犬は、「これをしたから叱られた」とは理解できません。そのため、「大声を出された。怖い」と恐怖と警戒心だけが強まり、飼い主であっても恐怖の対象になってしまう恐れがあります。
叱るときは怒鳴るのではなく、冷静に黙々と後片付けなどをした後、愛犬から離れる、その部屋から立ち去るなどし、「ダメなことだ」と理解させる方法が適切です。
5.態度に一貫性がない
犬は飼い主のことをよく見ています。そのため、飼い主の態度に一貫性がないと、「この人は信頼できない人だ」と判断され、最悪の場合、嫌われてしまう恐れがあります。
例えば、気分によってコロコロ態度が変わる人、これもNGです。「昨日はこれをしても怒られなかったのに、今日は大声で怒られた」と感じ、不信感を抱いてしまいます。これは人間関係でも同様のことが言えますよね。態度や行動に一貫性がない飼い主は、愛犬から信頼を得ることができません。家族で飼っている場合、家族間で愛犬にとって信頼できる人、できない人と判断されてしまう可能性さえあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ついついいたずらしたくなったり、思う存分スキンシップをとったりしたいと思ってしまうかもしれませんが、愛犬の様子を覗い、嫌がっているような素振りを見せたらやめてあげてくださいね。
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20代 男性 匿名