1.散歩のたびに足を洗う
わんこも室内飼いが一般的になった最近では、お散歩から帰ってきた後、愛犬の足を入念に洗っているという飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。室内の床やカーペットを汚さないために、また、愛犬の足の健康を守るためにも、一見、それがベストであるように思えます。ですが、そのお世話、実はわんこは「おせっかいだなぁ」と感じているかもしれません。
水洗いは1日1回程度でOK
もちろん、わんこの足を清潔に保つことはとても重要なことです。ですが、良かれと思って一日に何度も水洗いをしたり、毎回石けんやシャンプーを使って洗っていると、足の健康を保つために必要な皮脂まで洗い流してしまうため、かえって皮膚炎等のトラブルを招く恐れがあります。水洗いは1日に1度程度にとどめ、その他のときは目立った汚れがなければタオルで拭く程度の処置に止めましょう。
2.洋服を着せる
最近では、愛犬に洋服を着せることもかなり一般的な習慣になってきました。見た目がオシャレでとても可愛らしいのはもちろんですが、寒さに弱い犬種には保温効果があったり、抜け毛をまき散らすのを防いだり、わんこに洋服を着せることにはさまざまなメリットがあることは確かです。
愛犬も洋服を着ることを嫌がらなかったり、犬種に合った効果を期待しているのなら、洋服を着せることに大きな問題はありませんが、洋服を着るのに抵抗があるわんこや犬種によっては、洋服なんて余計なお世話と感じているかもしれません。
洋服を着せるときには愛犬のようすを見守って
わんこに洋服を着せるデメリットとして考えられるのは、洋服に慣れていなかったり、抵抗があるわんこにとってはとにかくストレスになるということです。いきなり長時間着せるのではなく、最初はごほうびをあげながら短い時間ずつ慣らしていき、抵抗がなくなるようであれば着せるようにしましょう。また、洋服の保温効果は認められていますが、わんこは人間と違い、暑いと感じたから脱ぐということができません。洋服を着せたからには、飼い主さんがちゃんと様子を見てあげていることが重要です。
3.しつこく歯みがきする
シニア期になって歯のトラブルを抱えるわんこは多く、それらのトラブル防止のためにも、パピーの頃から歯みがきをすることが推奨されています。とはいえ、歯ブラシや歯みがきという行為自体を最初から素直に受け入れてくれるわんこはほぼいません。
野生での生活を考えれば、歯みがき自体がわんこにとっては「おせっかい」なものかもしれませんが、とはいえ、人間と一緒に暮らしていくからには、歯みがきを怠るわけにもいきません。ですが、何事もほどほどが大切。歯みがきのやりすぎは、やっぱり「おせっかい」になってしまいます。
歯みがきの頻度と方法は愛犬に合わせて
わんこの歯みがきは、1日に1回から2日に1回できれば十分とされています。人間と異なり、毎食後に丹念に磨く必要はありません。また、キレイに磨き上げようと思うあまりにこすりすぎてしまうと、逆に歯を削ってしまってトラブルになりかねません。
そして、何より、嫌がる愛犬に無理やり長時間の歯みがきを高頻度で行うことはストレスになり、良くありません。また、どうしても歯ブラシを受け入れないようなら、歯みがき効果のあるガムやおもちゃでもかまいません。大切なのは、ストレスなく継続できることです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこが「おせっかいだなあ」と感じるということは、すなわち、大なり小なりストレスを感じているということです。ストレスが心身の健康に良くないのは、人間もわんこも同じ。かわいい愛犬に健やかに過ごしてもらうためにも、やりすぎお世話をしてしまっていないか、今一度見直してみてはいかがでしょうか?