なぜ警戒するの?犬が飼い主を警戒しているときの行動
1.しっぽを下げる
犬が飼い主さんを警戒しているとき、しっぽを下げることがあります。飼い主さんや家族の前で犬がしっぽを下げることは、あまり見かけないかもしれません。もし、愛犬がしっぽを下げている状態であなたのことをジッと見つめていたら、何か不安に感じたり緊張したりするなどし、警戒しているのかもしれません。例えば、飼い主さんがいつもとは違う様子であるとき、新しい服を着たとき、見たことのない仕草や行動をしているときなど、警戒することがあります。
2.身を隠す
犬が飼い主さんを警戒しているとき、身を隠すことがあります。カーテンの裏・ベッドの下、ソファーの下、誰もいない寝室、家具の裏、シューズボックスの下など、家中のあらゆる場所に隠れているかもしれません。例えば、飼い主さんがキャリーバッグやクレートを用意しているときです。“これから病院に連れて行かれるのかもしれない…”と感じ取り、警戒することがあります。
3.物陰からそっと覗く
犬が飼い主さんを警戒しているとき、物陰からそっと覗き、飼い主さんの様子を観察していることがあります。家具の裏やドアの隙間などから少しだけ顔を出し、飼い主さんの様子を観察し、これから何が始まるのだろうかと、不安に感じたり緊張したりするなどし、警戒しているのかもしれません。例えば、新しい家具を買い、リビングで開封や組立てをしているとき、遠くから愛犬の視線を感じたことはありませんか?
4.耳を後ろに倒す
犬が飼い主さんを警戒しているとき、耳を後ろに倒すことがあります。不安や緊張もありますが、何か恐怖に感じるような出来事があるのかもしれません。例えば、飼い主さんが電話で話をしているとき、大声で話をしたり、大声で笑ったり、身振り手振りを大袈裟にするなどし、音や様子に驚き、警戒することがあります。電話で話すとき、つい声が大きくなってしまうことがありますよね。そんなとき、そっと部屋を出て行く犬もいるかもしれなせん。
5.カラダを震わせる
犬が飼い主さんを警戒しているとき、ブルブルとカラダを震わせることがあります。不安や緊張を超えて、カラダが震えてしまうほどの恐怖を感じているのかもしれません。例えば、爪切りをするとき、シャンプーをするときなど、その犬の苦手なことをするときに起こる行動です。足がすくんでしまい、身動きが取れなくなってしまう犬もいます。
6.唸り声をあげる
犬が飼い主さんを警戒しているとき、唸り声をあげることがあります。警戒し、飼い主さんとの距離を取りたいと感じているのでしょう。“こっちへ来るなよ!?”と、威嚇しているのです。それでも近づこうとすると、ワンッ!と一喝されたり、飛びかかってきたり、ガブリと咬みついてしまうこともあるかもしれません。例えば、カラダを震わせることと同じように、その犬の苦手なことをするとき、警戒してしまうことがあります。
7.逃げ回る
犬が飼い主さんを警戒しているとき、逃げ回ることがあります。しっぽを下げ、腰が引けたような体勢のまま、逃げ回る愛犬の姿を見たことはありませんか?例えば、苦手な“お風呂”という言葉を聞き、抱っこしようとする飼い主さんを警戒し、逃げ回るのです。お家の中で追いかけっこになってしまうことがありますよね。
まとめ
犬が飼い主を警戒しているときにする行動について、そして、犬はどんなときに飼い主さんを警戒するのか、ということについて、
- しっぽを下げる
- 身を隠す
- 物陰からそっと覗く
- 耳を後ろに倒す
- カラダを震わせる
- 唸り声をあげる
- 逃げ回る
この7つの行動と理由を取り上げてみました。犬が飼い主さんを警戒しているとき、表情にもよくあらわれ、切ない表情や不安な表情、悲しげな表情などしていることがあります。