死んだふりをするワンちゃんの気持ち
1.「だって、行きたくないんだもん…。」
キャリーバッグやクレートを用意する飼い主さんの姿を見て、死んだふりをするワンちゃん。“病院に連れて行かれるんだ”、“トリミングに連れて行かれるんだ”と、これから起こる苦手なことを察知して、死んだふりをするようです。
楽しいお出かけに連れて行ってもらうときも同じように、キャリーバッグやクレートを用意しますよね。犬の不思議な能力だなと感じるのですが、“良いことが起きるとき”と“苦手なことが起きるとき”を見極めることが上手ですよね。なぜ、苦手な病院やトリミングだとわかり、死んだふりをするのか。飼い主さんの様子をよく観察し、仕草や行動や言葉で見極めているのかもしれません。
2.「まだ、犬くさくないですよ…。」
自宅で飼い主さんにシャンプーをしてもらうワンちゃん。毎回、お風呂場まで連れて行くのが大変!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。お天気もよく、あたたかい朝、今日こそシャンプーしなくては!という日がありますよね。
そんな飼い主さんの様子を見て、今日はシャンプーをされるんだということがわかり、“絶対にここから動かないぞ!”と死んだふり。抱っこすることができず、お風呂場まで引きずられていく大型犬。イメージするだけでもカワイイですよね。
3.「私じゃありません…。」
飼い主さんが帰宅したとき、なぜか今日はお出迎えがない。呼んでも来ない。リビングへ行ってみると、散乱した紙くずやティッシュ。そして、死んだふりをする愛犬。ゴミ箱をイタズラしてしまったことがバレてしまい、飼い主さんから叱られてしまうだろうと、死んだふりを決めたんですね。
死んだふりをしているのに、しっぽをフリフリしてしまったり、耳がピクピク動いてしまったり、チラッと目を開けて飼い主さんの様子を確認したり。そんな姿に思わず笑みがこぼれてしまうのではないでしょうか。これはもう、常習犯ですよね。死んだふりをすれば笑って許してもらえる、ということをわかっているようです。
4.「喧嘩はしたくないのよ…。」
他のワンちゃんが近づいてきたとき、パタッと倒れ、死んだふり。“攻撃しないで”、“喧嘩はしません”、“私を襲わないで”などの気持ちを、相手よりも体勢を低くすること、寝転がること、お腹を見せることなどで表現しているようです。
自分よりもカラダの大きなワンちゃんが近づいてきたとき、自分よりも強そうだなと感じたとき、以前に喧嘩をしてしまったワンちゃんと会ったときなど、死んだふりをすることがあるようです。
5.「構ってほしいのよ…。」
飼い主さんに構ってほしくて死んだふりをするワンちゃん。廊下で死んだふりをしていたら、玄関で死んだふりをしていたら、リビングの真ん中で死んだふりをしていたら、一瞬でもドキッとしてしまいますよね。名前を呼んでも全く反応がなければ、さらにドキッとさせられてしまいます。放っておく飼い主さんなんていません。必ず自分に注目してもらえることをわかっているようです。
6.「まだ、帰りたくないのよ…。」
お散歩の途中、道端で死んだふりをするワンちゃん。どうしてもお散歩を終わらせたくないようです。愛犬が起き上がるまで待ち続ける飼い主さん。愛犬を引きずりながら歩く飼い主さん。必死でなだめる飼い主さん。もしかして、毎回こうなのかな?と思うと、毎日お散歩のたびに大変なんだろうなと笑みがこぼれます。大変そうだけど、微笑ましい姿ですよね。
まとめ
犬が死んだふりをするときの理由について、
- 「だって、行きたくないんだもん…。」
- 「まだ、犬くさくないですよ…。」
- 「私じゃありません…。」
- 「喧嘩はしたくないのよ…。」
- 「構ってほしいのよ…。」
- 「まだ、帰りたくないのよ…。」
この6つのワンちゃんの気持ちを代弁してみました。みなさんのワンちゃんは死んだふりをすることはありますか?それはどんなときでしょうか。思わずドキッとしてしまうほど、ワンちゃんの演技力って高いですよね。