犬はどんなときに元気がなくなるの?
犬の元気がなくなる原因
いつも元気な愛犬にどことなく元気のない様子が見られると、飼い主さんとしては心配になり原因を探りたくなりますよね。犬の元気がなくなってしまう原因は、飼い主さんの行動による影響だけでなく、様々な原因が隠れているようです。
- 疲労や寝不足
- ワクチン接種の副作用
- 体調不良や病気
- 寒さや暑さ
- ストレス
ぐっすり寝ることができず、疲労が溜まっているときは、疲労回復のためにいつもより長時間寝ることがあるかもしれません。寝てばかりいる愛犬を見て、飼い主さんは元気がないように見えるかも。
また年に一度ワクチン接種を行う犬が多いと思いますが、ワクチン接種の後に副作用で元気がなくなる犬も多くいます。危険度が高い副作用は接種後15分以内に出ることが多いので、注意して愛犬の様子を確認しましょう。体調不良や病気で元気がなくなるときは、体のどこかに痛みがある可能性が。歩きにくそうにする、また食欲減退などの症状も見られると思います。
そして寒さや暑さで元気が出せないことも。寒くて体が冷えてしまうと、丸くなって縮こまり、お散歩にも行きたがらなくなることもあります。暑すぎるときは冷たいフローリングの床の上で、力なく寝そべってしまうこともあるでしょう。
犬の元気がなくなる原因のひとつがストレス。ストレスに関しては、飼い主さんの行動が大きく影響しているように思います。どのような出来事に対して、ストレスを感じてしまうかは個体によって様々。飼い主さんのちょっとした行動が原因になっているかもしれません。その他、犬の元気がなくなってしまう飼い主さんの行動は、愛犬のために良かれと思ってしていたことが、逆効果になっている可能性もあるようです。
犬の元気がなくなってしまう飼い主の行動5つ
1.コミュニケーション不足
多くの犬は飼い主さんのことが大好きです。大好きな飼い主さんとのコミュニケーションが不足してしまうと、愛情を感じることができず、寂しさや辛さなどのストレスから、元気がなくなってしまうこともあります。特に長時間のお留守番をすることが多い子は、情緒不安定になりやすいので、短い時間でもスキンシップを取り、たくさん話しかけ愛情をしっかり伝えてあげましょう。
2.構いすぎ
実は構いすぎてしまうのも、愛犬が疲れてしまう飼い主さんの行動のひとつ。寝ているときに、つい撫でて起こしてしまう、また四六時中、目で追ってしまうなどの構いすぎは、愛犬にとってあまり心地良いものではないようです。犬にも自分一人でのんびり過ごす時間が必要です。愛犬との程よい距離感を意識しましょう。
3.お散歩のしすぎ
散歩は犬が健康的で元気に過ごすためには欠かすことのできない大切なこと。しかし、必要な運動量をはるかに超えたお散歩をしていては、愛犬は疲れ果ててしまい元気を出すことができなくなってしまうでしょう。お散歩から帰宅したとき、呼吸の間隔が短すぎる、また舌が紫色になっているなどが、運動量が多すぎるサインです。帰宅時の愛犬の様子を確認して、適切な運動量のお散歩を楽しみましょう。
4.何でも食べさせてしまう
愛犬に可愛らしく要求されて、ついついオヤツを与えすぎてしまう飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?甘やかし自体も良いことではありませんが、要求されるごとに、何でも食べさせてしまうのは、愛犬の健康に良くありません。
犬が食べられるオヤツであっても過剰に与えると、肥満に繋がりますし、もちろん人の食べ物であれば、直接害になってしまう危険性もあります。愛犬に何でも食べさせてしまうことは、結果的に元気と健康を奪ってしまうかもしれません。
5.強く叱る
個体差もありますが、あまりにも強く叱られることで、飼い主さんに対して恐怖心を抱き、ストレスから体調不良を起こし、元気がなくなってしまうこともあります。叱っている最中にあくびをする、まばたきの回数が増えるなどがストレスサイン。しつけをしっかりすることも大切ですが、愛犬の健康の方が大切です。ストレスを与えてしまうような叱り方は控えましょう。
まとめ
愛犬にはいつも元気でいてもらいたいものですよね。犬は群れで生活する生き物なので、コミュニケーション不足による寂しさから、元気がなくなるのは容易に想像がつくかと思います。しかし、良かれと思ってたくさん遊んだり、しっかり長いお散歩をしたりすることも、もしかすると愛犬のストレスになっているかもしれません。
個体ごとの年齢や体力、性格の違いで差があると思うので、愛犬の様子をしっかり確認して、いつも元気に過ごせるよう工夫してあげましょう。