犬に『言葉』を覚えてもらうための方法4つ

犬に『言葉』を覚えてもらうための方法4つ

犬に『言葉』を覚えてもらうことは、しつけの際に重要です。また愛犬にかける優しい言葉も、理解してくれたら嬉しいですよね。この記事では犬に『言葉』を覚えてもらうための方法をご紹介いたします。

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犬に言葉を覚えてもらう必要はあるの?

What?の文字とこちらを見つめる犬

犬は言葉を使ってコミュニケーションをとる能力はありませんが、感情は非常に豊かで人間にとって最良のパートナーでもあります。種族が違う犬と人間がこんなにも寄り添って生きていけるのは、共に社会性があり豊かな感情があるからだと思います。そして、近年では愛犬のことを「犬」というよりも「家族」として接している飼い主さんも少なくないはず。日常生活のなかで愛犬に「言葉」をかける機会も多いのではないでしょうか。

しつけのためにも「言葉」を覚えてもらいましょう

まず愛犬に覚えてもらうべき言葉は、しつけの際に必要になるコマンドだと思います。覚えてもらいたい「言葉」の指示に従えたとき、愛犬にとって「嬉しいことが起こる」と感じてもらえるようなご褒美を用意して、少しずつ覚えてもらいましょう。

愛情を深めるためにも有効

大好きな愛犬が自分の発する言葉を覚えて、理解してくれたら嬉しいですよね。なかには「うちの愛犬は言葉を理解している!」と感じている飼い主さんもいるのではないでしょうか。飼い主さんの優しい声や、愛情のある言葉でリラックスできる犬もいるはず。犬は人間が発する言葉を「音」で学習し、そこに飼い主さんの感情が加わることで理解していくようです。

犬の言葉の覚え方

片耳を立てて伏せている犬

音を聞き分けている

犬は言葉で感情を表さない代わりに、ボディランゲージ、または「吠える」という行動で気持ちや感情を表現しています。犬同士のコミュニケーションであれば必要のない人間の「言葉」ですが、その言葉を「音」で聞き分けているようです。「オテ」や「マテ」など、少し似ている発音の言葉でも、優れた聴力でしっかりと聞き分けて覚えています。

しつけの際に何度も成功し、褒めてもらう、またオヤツをもらうなど、嬉しい経験を何度も重ねることで、「オテ」や「マテ」などのコマンドに対して、正しい行動をとることができるようになっていきます。ただし「オテ」や「マテ」など、似たような言葉のコマンドに関しては、どちらかひとつ先にしっかりと覚えてから、次のコマンドを教えてあげる方が良いようです。

言葉とともに飼い主さんの感情を読み取っている

犬は飼い主さんの感情を読み取ることがとても得意な生き物。優しい表情と声で「大好きだよ」や「かわいいね」など、感情を込めて声をかけると、その言葉が自分に対して愛情のある言葉だと理解することができます。毎日のコミュニケーションタイムに優しい言葉をかけてあげると、「大好きだよ」や「かわいいね」などは幸せを感じる言葉として記憶することができると考えらます。

犬に『言葉』を覚えてもらうための方法4つ

シニア男性と食卓でハイタッチする犬

1.コマンドを教えるときはご褒美を

愛犬にしつけをするときは、飼い主さんの行動とともに言葉によるコマンドを覚えてもらうことが大切になります。「マテ」「フセ」「オイデ」など、愛犬に覚えてもらう言葉はたくさんあります。言葉によるコマンドを覚えてもらうにはご褒美が必要です。

愛犬にとって「嬉しい」と感じることを与えてあげましょう。オヤツやオモチャなど物だけでなく、飼い主さんが笑顔でたっぷりと褒めてあげることもご褒美のひとつになります。はじめは言葉によるコマンドに従えたとき、しっかり褒めながらオヤツを与えましょう。徐々にオヤツを与える回数を減らしていっても、言葉を覚え指示に従えるようになります。

2.コマンドは統一する

犬は言葉を聞き分けることができますが、同じ意味を持つ言葉を家族が別々に使ってしまうと混乱します。例えば、「オスワリ」を教えるときは「オスワリ」「スワレ」「シット」などの言葉を使って教えていきますが、教える人によって違う言葉を使っていては、犬は言葉を覚えることができません。家族全員でひとつの言葉に統一しましょう。

3.感情を込める

愛犬のイタズラを叱るとき、「ダメ」や「イケない」の言葉で叱ると思います。上記にも書きましたが、犬は飼い主さんの言葉を感情とともに覚えていくので、感情と言葉は統一した態度で愛犬に伝えましょう。

例えば、コンセントを噛んでしまうなど愛犬が怪我をおう可能性があるイタズラは、飼い主さんも焦りとともに本気で厳しい態度で叱ると思います。しかし、スリッパを噛む、タオルを噛むなど飼い主さんが許せる範囲のイタズラであれば、笑顔で「ダメ~」と伝えることはありませんか?このような態度では、犬は混乱してしまい覚えることも難しいようです。

4.伝わりやすくはっきりと

犬は基本的に短い言葉しか覚えることができません。飼い主さんが話しかけているとき、その感情を読み取ることはできるでしょうが、長く話しかけてもその内容を理解することはできません。あくまで単語のみを覚えることができるので、覚えてほしい言葉は短く明瞭にはっきりと、愛犬が聞きとりやすいよう伝えましょう。

まとめ

花畑の中にいるコーギー

犬は言葉の意味を理解して覚えるというよりは、「言葉」による指示に正しく従うと、「良いことが起こる」ため、言葉を覚えることができるようです。ただし、日常生活の中で、何げなく話しかけている言葉は、飼い主さんの感情を理解していることが多いので、気持ちは伝わっているのではないでしょうか。話しかけることで、愛犬は孤独を感じることなく過ごすことができます。愛犬に多くの「言葉」をかけてあげましょう。

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