愛犬の食器、犬用ならOKと思っていませんか?
数十年前までは犬用の食器と言えば、シンプルなステンレス製のものだったと記憶しています。でも今は、さまざな素材やデザインの犬用の食器があり、カラーバリエーションも豊富だったりしますね。
愛犬の食器を買うとき、犬用のものであればどれを選んでもOKな感じがしてしまいますが、じつは注意が必要です。中には、NGな食器もあるのです。そこで今回は、犬にNGな食器の特徴をご紹介したいと思います。
犬にNGな『食器』の特徴
①洗いにくい
食器に食べかすやよだれなどの汚れが残ると雑菌が繁殖し、愛犬の健康にトラブルを起こす可能性があります。ですから、洗いにくい食器はNGです。例えば、底が角ばっているものや構造が複雑なものは、スポンジが隅々まで届かず洗いにくいので避けるようにしましょう。
②傷が付きやすい
傷が付きやすい素材の食器も、おすすめできません。食器の内側に細かい傷があると、きれいに洗っているつもりでも傷に汚れが残り、雑菌が繁殖しやすくなります。
③噛みやすい
かじり癖のある犬に噛みやすい素材の食器を使用すると、かじって破壊してしまう可能性があり、誤飲の原因になりかねません。これまでかじり癖のなかった犬でも、たまたま食器をかじったら噛み心地がよくて、かじり癖がついてしまう恐れがあります。
④安定感がない
食器に安定感がないと、ずるずると食器が動いてしまい、犬が食べづらいです。また、食器が動いてしまうことによって「ごはんを取られてしまうかも」という心理が働き、早食いをしてしまったり、食器の位置を戻してあげようとした飼い主さんの手を噛んでしまったりすることがあります。
犬の食器の選ぶときのポイント
愛犬の食器を選ぶときは、上記でご紹介したNGな特徴に当てはまるものは避けるようにすることが大切ですが、ほかにはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?
体のサイズに合ったものを選ぶ
犬は体のサイズによって1回の食事量が異なるため、大型犬と小型犬とでは適した食器のサイズも異なります。小さな食器にフードを山盛りにするとこぼしながら食べることになり、大きな食器に少ししかフードが入っていないと食べづらいです。愛犬の体のサイズに合った食器を選んであげましょう。
犬種の特徴に合ったものを選ぶ
犬種ごとに、マズル(口吻)の長さや耳の長さなどに特徴を持っていますが、その特徴に合った食器を選んであげることも重要なポイントになります。
パグやブルドッグなどのマズルの短い犬種(短頭種)は、食器に深さがあるとフードが食べづらいため、浅い食器や傾斜付きの食器を選んであげるといいでしょう。反対にマズルの長い犬種(長頭種)は、底が深い食器のほうが食べやすいです。
またアメリカン・コッカー・スパニエルなどの耳の長い犬種には、食器に耳が入って汚れないように、高さがある富士山型の食器がおすすめです。
食器の素材ごとの特徴
犬の食器の素材はさまざまですが、それぞれの特徴を理解した上で愛犬に適したものを選ぶことも大切です。ここでは、犬の食器の中でも代表的なステンレス、陶器、プラスチックのものにはどのような特徴があるのかご紹介します。
ステンレス
傷が付きにくく、しかも洗いやすいので、雑菌が繁殖するリスクが低いです。また丈夫で、落としても壊れません。
軽さもメリットのひとつですが、勢いよく食べる犬だと食器が動いてしまいます。食器の底にゴムが付いているものや、食器を固定できる食器台とセットになったものを選ぶといいでしょう。
金属アレルギーの犬には使用できません。
陶器
重みがあるので、安定感があります。平坦な場所で食事させても動いたり、ひっくり返ったりすることが少ないです。ステンレスと同様に、傷が付きにくく洗いやすいので衛生的。
落とすと割れたり欠けたりする可能性が高いです。破片で犬がケガをしないように、取り扱いには十分な注意が必要になります。
プラスチック
カラーやデザインが豊富で、選ぶ楽しみがあります。軽くて扱いやすいですが、安定感がなく食事中に動いてしまうため、滑り止めのマットを敷くなどの工夫が必要です。
細かい傷が付きやすく、雑菌が繁殖しやすいのが大きなデメリット。また噛むと破損しやすいので、かじり癖のある犬には不向きです。
まとめ
犬用の食器は種類が豊富ですが、NGな特徴に当てはまるものを選んでしまうと、愛犬の健康にトラブルを起こしたり、困った問題につながってしまう可能性があるので注意が必要です。
愛犬が毎日楽しく食事ができるように食器は、NGな特徴に当てはまるものは避けつつ、愛犬に適した形状や素材のものを選んであげましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
50代以上 男性 M r.C h u u
耐熱皿どボールを使ってます。
いかがでしょうか?