1.ウサギ
犬、猫に次いでポピュラーなペットといえば、ウサギではないでしょうか。それだけに「ウサギを飼いたい」という気持ちがある人も多いかもしれません。ウサギは比較的、犬や猫との相性も悪くないといわれますが、それでもやはり、犬と同居させる場合には注意が必要です。何しろ、野生で暮らしていた頃の犬の「主食」とも言っていい狩猟対象こそ、ウサギだったのですから。
実際に、ウサギ肉のフードやおやつなども多く市販されています。もともと狩猟犬だった犬種や、ウサギ肉の味を知っている犬の場合には、特に配慮すべきでしょう。
また、ウサギがストレスに弱い動物であるということも忘れてはいけません。一説では、ウサギの死因のトップはストレスとも言われています。犬の方が受け入れていたとしても、ウサギの方にストレスの兆候が見られた場合には飼育を見直す必要があります。
2.フェレット
ウサギと並んで人気な小動物が、フェレットです。フェレットも人懐こく、犬猫とも馴染みやすい動物ではありますが、油断は大敵です。フェレットはイタチ科に属する動物であり、イタチといえば、やはり犬の狩猟対象であったからです。特に洋犬のテリア種の中には、イタチ猟のために改良された犬種などもいますから、本能で襲ってしまわないよう、犬種の由来を考慮する必要は大きいといえるでしょう。
また、実はフェレット側に問題が潜んでいることもあります。フェレットはウサギと異なり、肉食で気が強く、個体によっては攻撃性が強いものがいます。そういった場合、逆にフェレットが犬に危害を加える可能性も捨てきれません。
3.鳥
犬と鳥の同居はかなり難しいと言われています。言わずもがな、鳥は犬の狩猟対象ですし、チキンが大好物という犬も少なくないでしょう。鳥籠から出さない前提であれば、犬の方はさほど興味を示さない場合も多いですが、部屋の中で鳥を放し飼いにする場合や、鳥籠が犬の手の届く位置にある場合には注意が必要です。
また、犬の方は危害を加えるつもりでなくても、じゃれているうちに鳥を噛み殺してしまうというリスクもあります。実際に、いつもは仲良しなのに、いつも大人しい犬なのに、不意のときに犬が鳥を食べてしまったという事故も発生しています。
4.ヘビ
爬虫類が大好きという人の中には、ヘビなどを家庭で飼育したいという憧れがある人もいますよね。一般的にヘビを飼育する場合には水槽内で飼育するので、犬と直接関わることは少ないかと思いますが、犬とヘビを近い距離で飼うのはあまりオススメしません。
犬にとってヘビは威嚇対象であったり、おもちゃとして認識してしまったりするので、同居の家族として認識してもらうのは至難の業です。ヘビにとっても、犬の存在はストレスの元となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?他の種の動物同士が仲良くしている姿はとても微笑ましく、憧れますが、全ての動物たちがそうした関係を築けるとは限りません。特に、愛犬の犬種の特性や、個体としての性格は十分に考慮すべきです。憧れだけで飼い始めて、どちらかの飼育ができなくなったり、悲しい事故を起こしたりしてしまわないよう、気軽な飼育は絶対にやめましょう。
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20代 男性 匿名