「愛犬が外でしかトイレをしない」悩む飼い主は多い
犬が家の中で、きちんとトイレをするのが当たり前…と思っている人は多いですが、実際に「愛犬が外でしかトイレをしない」とお悩みの飼い主さんは多いです。
愛犬が外でしかトイレをしない場合、雨の日でも、風の強い日でも、頻繁に外へ連れて行かなければいけなくなるため、飼い主としては非常に大変です。トイレは生理的現象なので、台風の日であっても関係ないのです。
また、トイレサインを見逃してしまうと、飼い主の見ていないところでおしっこを漏らしてしまう犬もいます。なぜならば、このような犬の多くは、家の中限定で、「飼い主の前ではおしっこ(うんち)をしない」と決めているからです。
犬が飼い主の前でトイレをしなくなった…なぜ?
では、なぜ愛犬は飼い主の前でトイレをしなくなってしまったのでしょうか。「以前はトイレでしていたのに…」という犬も多いです。犬が飼い主の前でトイレをしなくなるのには、きちんと理由があります。
最も考えられる理由に、「おしっこ(うんち)を家の中ですると怒られる」と勘違いしている可能性です。トイレトレーニングの時に、トイレとは違う場所、あるいははみ出してしまい、強く叱られてしまうと、このように勘違いすることがあります。
なぜならば、犬は「違う場所でしたから怒られた」とは理解できないからです。単純に「おしっこをしたら怒られた。おしっこを家の中でしてはいけないのかも」と勘違いしてしまうのです。
すると、飼い主が見ているところでは「おしっこをしない」と決めてしまい、飼い主が見ていない隙を狙ってトイレをするようになったり、家の中ではしなくなったりするのです。
他の理由としては、神経質な性格が影響している可能性も考えられます。トイレ中は無防備な状態なので、見られていると「落ち着かない」と感じているのです。
犬が飼い主の前でトイレをしなくなる時の対処法
犬が飼い主の前でトイレをしなくなる理由は、「トイレをすると怒られる」と勘違いしているケースと、「落ち着かない」と感じているケースの2パターンが考えられます。
しかし、あまりにもトイレを我慢させてしまうと、飼い主としては「体に悪いのでは」と心配になりますよね。外でしかしない犬の場合は、飼い主の負担にもなります。
外でしかしない犬の場合は、再度トイレトレーニングを最初から行う必要があるでしょう。この時、絶対に強く叱ったり、残念そうにする声を出してはいけません。「あ~」や「どうして失敗するの!」などと言ってしまうと、「トイレ自体を怒られた」と勘違いしてしまうからです。
できたときは、しっかり褒め、失敗してしまったときは、愛犬を勘違いさせないためにも、黙々と片付けるようにしてください。
すでに飼い主の前でトイレをしなくなっている犬の場合は、愛犬がトイレに行くことに気付かないふりをして、おしっこやうんちをした後に褒める、を徹底的に繰り返しましょう。
そうすることで、「飼い主さんはトイレをすることに怒っているわけではない」と理解させることができます。すると、徐々に飼い主の前でもトイレをするようになってくれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が飼い主の前でトイレをしなくなるには、きちんと犬なりの理由があります。犬の不安や勘違いを解消してあげることで、家の中、あるいは飼い主の前でもトイレをするようになってくれますよ。地道な努力が必要です。