犬を飼うメリット①人とのコミュニケーションが増える
犬を飼うことで、家族間の会話やコミュニケーションが格段に増えることでしょう。特に犬を飼い始めたばかりの頃は、家族みんなが犬の一挙手一投足に注目して、お互いにそれを報告しあったりということは多くの家庭で見られる光景です。話すことがなくて困っていた思春期の子供と親、子供が巣立って会話が減りがちだった夫婦などの間を取り持つ存在にもなるでしょう。
また、犬がいることでこれまで家族で出かけたことがなかった場所にお出かけしたり旅行に行ったりするようになることも。インドア派だった家族がキャンプや水遊びなどを積極的に行うようになるということもめずらしくありません。
さらに、犬の散歩に出ることで近所の公園や道で他の犬の飼い主さんや近隣の人と話をする機会も増えると思います。犬がいなければ接点がなかったような人との出会いなども生まれ、生活をより充実させてくれるでしょう。
犬を飼うメリット②運動不足解消
犬を飼うと毎日必ず散歩にいくことになります。大人になると健康のために運動した方がいいと思いながらも、忙しいなどの理由をつけてなかなか重い腰が上がらないという人も少なくないと思います。
しかし、犬を飼い始めると暑くても寒くても基本的には毎日外に出て、散歩をしなければなりません。毎日30分~1時間程度は歩いたり公園を散策したりすることになるので、自然と運動することができるのです。一人で歩くのはつまらなくても、犬と一緒であれば苦にならず長い時間を歩けるという人も少なくありません。
犬を飼うメリット③ストレスケア
犬を飼う理由として「犬に癒されたい」という気持ちがある人は多いのではないでしょうか?犬とスキンシップを取ったり遊んでコミュニケーションをしたりすることで癒しを感じる人は多く、犬との触れ合いにおいてのセラピー効果も実証されています。
精神的に疲れたとき、ストレスを感じたときなどに犬がそばにいたり触れたりすることで気持ちが落ち着いて、ストレスからくる頭痛や腹痛などが軽減されることもあると言われています。
犬を飼う前に考えるべきこと
犬を飼うことには様々なメリットがあるため、犬と飼うことは人間にとっていいことばかりだと思われがちですが、本当に飼う前にはしっかりと考えなければならないこともあります。
犬を飼う上でまず考えなければならないのが「今後、何があっても犬を飼い続けることができるか、または犬の命の保証ができるか」ということだと思います。残念ながら日本では毎年多くの犬が飼い主によって飼育放棄され、最悪の場合殺処分されています。飼い主が飼い続けることができないと判断した場合、里親に出すか殺処分することになりますが、里親も簡単には見つかりません。
そのため、保健所などに持ち込まれ安楽死という形の殺処分が行われるのです。そのような不幸な犬を生み出さないためには、飼い主が目の前にいる愛犬の命を最後まで見るという覚悟が必要です。
そして最後まで飼育を続けるために、飼う前にどのようなことが起こるか想定しておくことが大切。犬を飼うためにはどれくらいの費用がかかるのか、毎日きちんと散歩をする時間があるか、犬を連れていくことができない旅行時はどうするか、病気や看護が必要になったときにどのような対策をするかなど、金銭面や生活スケジュールにおいてあらゆる事態を想定しておき、それに備えることが必要。
そうすれば何かトラブルが起きても「もう飼えない」ということにはならないと思いますし、しっかりと面倒を見続けることができるでしょう。
まとめ
犬を飼うと毎日はとても充実します。犬がいる家庭はとても楽しいものになるでしょう。しかしながら、犬を飼う前に楽しいことばかりを思い浮かべて金銭面や病気に関するリスクなどを考えておかないと、いざトラブルが起きたときうまく対処できず、家族も犬も苦労してしまう可能性があるということを覚えておきましょう。
犬を飼う前には様々なパターン・ケースを想定して、それに備えておくことが大切。そして必ず最後まで面倒を見るという覚悟ができたなら、楽しい毎日を思い浮かべて愛犬となる犬を迎え入れてあげてくださいね。