獣医師との関係が悪くなってしまう実際に起きたNG行為
1.“保険が適用されるようにして!”と頼む
ペット保険に加入されている飼い主さんから、保険が適用されるように偽造して欲しいと頼まれた、という経験を持つ獣医さんは意外と多いようです。保険会社によって補償される内容やサービスは様々ですが、基本的には、手術・入院・通院が対象とされています。しかし、ケガや病気の内容によっては、たとえ手術を受けたとしても、保険が適用されない場合もあります。
つまり、“保険が適用されない病気によって手術を受けたけれど、保険が適用されるように診断書を書いて欲しい”と頼み込む飼い主さんがいらっしゃるということなのです。偽造した診断書を飼い主さんに渡してしまっては、獣医師免許を失ってしまいかねません。他の患者さんからの信頼も失ってしまうでしょう。
2.薬やドッグフード等を返品したがる
“この薬、効果がなかったから返品したい”
“このドッグフード、嫌いみたいで食べないから返品したい”
など、購入したものを返品したいと言ってくる飼い主さんがいらっしゃるようです。基本的には、購入したものを返品することはできない、と考えておきましょう。
そのためには、獣医さんや看護師さんやスタッフさんから、しっかりと説明を受け、納得したうえで購入しなければなりません。薬を処方されたときは、どのような薬なのか、どのような効果があるのかなど、納得できるまで質問をしても構いません。ドッグフードは、無料のサンプル商品が置かれていることがほとんどですので、サンプルをいただき、愛犬の好みや食いつきなどを確認してから購入すると良いです。
3.プライベートを知りたがる
恋人はいるのか、結婚はしているのか、子供はいるのかなど、プライベートな質問をされるのはあまり好きではない、という獣医師さんがほとんどです。答えても良いなと思う質問もあれば、絶対に答えたくないと思う質問もあるようです。聞かれたくないこと、答えたくないことは、獣医さんによって異なると思いますが、基本的にプライベートな質問はあまりされたくないという獣医さんがほとんどでしょう。
診察中の獣医さんに対して、看護師さんやスタッフさんのプライベートなことを“○○さん、離婚されたんですね。”なんて話す飼い主さんもいるようです。患者さん同士で噂話として広まることもあるようなのです。
4.待合室でのマナーが悪い
- 愛犬におやつを与える
- 携帯電話で話し続ける
- 愛犬をノーリードでウロウロさせる
- 家族で大きな声で会話をする
など、待合室でのマナーの悪い飼い主さんは、獣医さんだけではなく、看護師さんやスタッフさん、他の患者さんとの関係も悪くなってしまうでしょう。愛犬を怖がらせないためにおやつを与えたいのであれば、病院の外や車の中で与えるようにしましょう。携帯電話での通話は、病院の外や車で行い、診察や会計の順番待ちの間であれば、病院のスタッフさんへ伝えておくと良いです。
愛犬をノーリードにし、待合室をウロウロ歩かせては行けません。もちろんリードを繋いでいてもダメです。自分の足元や膝の上で待たせるようにしましょう。家族で来院されるときは、話し声にも注意しましょう。小さな子供さん同士、待合室で追いかけっこが始まることもあるようです。
まとめ
獣医師との関係が悪くなってしまうNG行為には、
- “保険が適用されるようにして!”と頼む
- 薬やドッグフード等を返品したがる
- プライベートを知りたがる
- 待合室でのマナーが悪い
などがあり、実際にこのような行為を行う飼い主さんがいらっしゃるようです。私も実際に目撃してしまった例がいくつかあります。目撃するだけでも気分が悪いものですが、当事者である獣医さんは、もっと嫌な思いをされているだろうなと思います。獣医さんや病院の方々との良い関係は、愛犬に対する好意にも繋がるかもしれません。
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20代 男性 匿名