愛犬に言葉が通じた!と思った瞬間ベスト3
1.『うん』と返事をしたとき
ハーネスやリードを見せることなく「お散歩に行く?」と聞いたとき。おやつの袋を見せることなく「おやつ食べる?」と聞いたとき。リビングでくつろいでいる最中に「そろそろ寝ンネする?」と聞いたとき。愛犬が「ワン」ではなく「うん」と返事をすることがあります。
実際には、喉の奥の方を鳴らしただけだと思いますが、「うん」という言葉に聞こえることがあります。言葉が通じたから「うん」と喉を鳴らしたのか、たまたま鳴らしただけなのか…。
2.『病院』と言う言葉に反応したとき
たとえば、家族が体調を悪くしてしまったとき。「仕事に行く前に病院に寄って診てもらおうかな…」という会話の中の「病院」という言葉に反応することがあります。病院という言葉を聞いて反応したのか…。家族のいつもと違う雰囲気に不安を感じたのか…。犬を動物病院へ連れて行くとき、逃げ回ったり、隠れたりなどして、拒否することがありますね。
しかし、実際には、「病院」という言葉を理解しているわけではありません。病院に連れて行かれるときに入れられるクレートやキャリーバッグに不安を感じたり、それらを準備する飼い主さんの姿を見て、これから嫌なことが起きる前触れであることを察しているだけです。
動物病院へ連れて行くときではなく、何も関係のないときに、ふと「病院」という言葉を発し、それに対して反応することがあれば、「病院」という言葉や意味が通じているのかもしれません。
3.『(自分の)名前』にだけ反応したとき
「○○ちゃん!」と名前を呼ばれ、「ワンッ!」と返事をすることができる犬は多いですよね。しかし、実際には、少しワケが違うことがほとんどです。自分の名前に反応して返事をすることはもちろん、他の名前にも反応して返事をしてしまいます。試しに、次のようなことを試してみてください。「○○ちゃん!」と、愛犬の名前を呼ぶときのトーンと全く同じトーンで「△△ちゃん!」と、他の名前で呼んでみます。
そうすると、振り返ったり、駆け寄ったり、「ワンッ!」と返事をしてしまう犬がほとんどでしょう。自分の名前にだけ確実に反応することができる犬は、意外と少ないものです。もし、自分の名前にだけ確実に反応したり、「ワンッ!」と返事ができる犬は、言葉を理解しているのかもしれません。
犬はどれくらい言葉を理解することができるのか
“犬は人の言葉を理解することができるのか”という研究は、今でも行われているようです。しかし、研究者たちの間では、“言葉を理解しているわけではない”という意見が多くあります。
犬は、飼い主さんの声のトーン・表情・仕草・行動などから気持ちを読み取る能力に優れている、とされているからかもしれません。しかし、実際にはどうでしょうか。みなさんが愛犬と暮らす中で、「うちの子は言葉を理解している…!」と思う瞬間があるのではないでしょうか。
私の愛犬たちには、それぞれに好きな言葉が違います。男の子は「おいも(サツマイモのこと)」、女の子は「りんご」という言葉が大好きです。みなさんの愛犬の好きな言葉は何ですか?きっと、その言葉と、良い出来事が結びつき、覚えているのではないでしょうか。
まとめ
愛犬に言葉が通じた!と思った瞬間ベスト3は、
1.『うん』と返事をしたとき
2.『病院』と言う言葉に反応したとき
3.『(自分の)名前』にだけ反応したとき
でした。犬が人の言葉を理解するということには、たくさんの説や研究結果がありますが、愛犬に自分の言葉が通じた!と思う瞬間は、どなたにもあるのではないでしょうか。たまたまそのような状況が生まれたのだとしても、嬉しい瞬間ですよね。