実際に起きた事故の例と犬だけで遊ばせると起きるかもしれない事故
1.衝突事故、骨折
犬たちが走り回って遊んでいるとき、犬同士が衝突してしまう事故が起きる可能性があります。実際には、こんなことが起きています。全速力で走ってきた柴犬とチワワが正面衝突してしまい、飛ばされてしまったチワワが両手を骨折。
これは、飼い主さんたちが見ている前で起きた事故ですが、犬たちだけで遊んでいて、誰も見ていなかったらどうだったでしょうか。チワワの鳴き叫ぶ声を聞き、飼い主さんが飛んできたかもしれません。全く誰にも気づかれず、放置されていたかもしれません。
2.落事故下、転落事故
階段から転落。ソファーから落下。考えるだけでも恐ろしいですよね。犬だけで遊ばせていると、このようなことが起きてしまうかもしれません。飼い主さんの目を盗んで、階段を上り下りしてしまったり、ソファーやベッドの上り下りをしてしまったり、つい高いところに上りたくなってしまう犬もいます。
飼い主さんの目があれば、上り下りする前にやめさせることができますね。叱られることを理解している犬であれば、近づくことさえしないかもしれません。
3.脱走、交通事故
犬たちを庭に出し、犬たちだけで自由に遊ばせていたところ、脱走してしまったというケースが多くあります。どこかで保護されていたり、飼い主さんによって発見されたりすることも多くありますが、交通事故に遭ってしまい、亡くなってしまうケースも決して少なくはありません。
おそらく、庭に施した脱走対策も甘かったのでしょうけれど、犬たちだけで遊ばせ、飼い主さんの監視の目がなかったことも大きな原因です。中には、交通事故に遭ってしまったワンちゃんが、飼い主さんの元に帰ることができなかったケースもあります。どこかで飼い主さんが探していたのでしょうけれど、再会することができなかったのです。悲しいですよね。
4.野生動物に襲われ、大怪我を負う
庭で遊んでいた犬たちの元に野良猫がやってきて、鋭い爪で引っ掻かれ、鋭い牙で噛みつかれた、という事故が起きています。まさか犬がたくさんいるなんて猫も思わなかったでしょうし、興味を持って近づいてきた犬たちに驚き、攻撃してしまったのでしょう。猫の爪や牙はとても鋭く、皮膚が切り裂かれてしまう大怪我を負うことがあります。
5.野生動物に襲われ、亡くなる
これは、海外で実際に起きた事故の例です。犬たちを庭に出し自由に遊ばせていたところ、野生のピューマがやってきて、襲われ、一頭の犬が亡くなりました。ピューマという動物をご存じでしょうか。ネコ科の肉食動物で、大きな個体では体重が100kgにもなることがあります。海外では、野生のピューマが庭へやってくることは多くあるそうです。
日本で考えられる、庭にやってくる可能性のある野生動物には、どんな動物がいるでしょうか。サル・イノシシ・クマ・タヌキ・シカなど、たくさんいますね。犬が追い払ってくれると考える人もいますが、逆に襲われ、犬が亡くなってしまう可能性も決してないとは言えません。
犬を遊ばせるときに絶対にやってはいけないこと
『犬たちから絶対に目を離さないこと』
思わぬ事故を防ぐためには、人の監視が必須です。途中、どちらかの犬が遊び疲れてしまうかもしれません。どちらかの犬が遊びに飽きてしまうこともあります。“もう遊びたくないよ。だからあっちに行って!”と、相手を拒否することがあります。そんなときは、人が入り、遊びを中断させ、休ませてあげるようにしましょう。
まとめ
犬だけで遊ばせると起きるかもしれない事故には、
- 衝突事故、骨折
- 落事故下、転落事故
- 脱走、交通事故
- 野生動物に襲われ、大怪我を負う
- 野生動物に襲われ、亡くなる
などがあり、実際に起きた事故の例を取り上げながらご紹介しました。お友達同士での事故も起きます。多頭飼いの愛犬同士での事故も起きます。飼い主さんの目が届かないお留守番中なども注意が必要です。