ノミ・ダニ対策！愛犬のベッドの正しいお手入れの仕方
ノミは、自宅で繁殖することも多くあります。家の中には、ホコリ・フケ・食べカスなど、ノミのエサとなるものが豊富にあるからです。ノミを自宅で繁殖させてしまわないためには、犬のベッドだけではなく、飼育する環境も常に清潔でなければなりません。
こまめに掃除機を使ってホコリやフケや食べカスなどを吸い取ること、こまめに空気の入替えをすること、風通しを良くすることなど、ノミが繁殖しにくい環境を作るようにすると良いです。
１．人間用の洗濯洗剤を使って洗濯しないこと
愛犬のベッドを洗うとき、洗濯洗剤を使用される場合には、犬用の洗濯洗剤を使用すると良いです。人間用の洗濯洗剤では、汚れやニオイを十分に落とすことができません。特に、汚れやニオイの原因となりやすいのが、皮脂です。人間の皮脂と犬の皮脂は成分や性質が異なるため、犬の皮脂汚れやニオイを人間用の洗濯洗剤では、十分に落とすことができない可能性があります。
犬がベッドをカミカミすることがあれば、お口の中の汚れも付いているでしょう。排泄をした後、おしっこやうんちが皮膚や被毛に付いていた場合、ベッドにも付いてしまった可能性があります。また、犬の皮膚には、犬特有の常在菌もいます。犬用の洗濯洗剤を使用することで、汚れやニオイを十分に落とすことができますし、犬にも安全な成分が使用されています。
２．十分に乾燥させること
犬用のベッドには、分厚いものが多くありますね。お洗濯した後のベッドは、表面はしっかり乾いているようでも、中は十分に乾いていない可能性があります。十分に乾燥させるためには、よく晴れたお天気の良い日にお手入れしてあげましょう。湿った状態でベッドを使用すると、菌が繁殖しやすくなります。不衛生ですし、ニオイの原因にもなります。
３．天日干しをし、風に当てる
水洗いをすることができない場合には、風通しの良い場所で天日干しをすると良いです。毎日はできなくても、お天気の良い日は必ず天日干しをすると決めておくと、忘れずに行えるのではないでしょうか。
４．犬用の消臭除菌スプレーでお手入れする
洗えないベッドを買ってしまったとき、お天気が悪くてお洗濯することができないときはなど、犬用の消臭除菌スプレーでのお手入れがおすすめです。動物病院で販売しているものもありますので、商品で迷ってしまったときは、かかりつけの獣医さんにご相談ください。
ノミ・ダニ対策の基本
ノミ・ダニ対策の基本は、定期的な予防薬の投与を行うことです。どんなにベッドをキレイにしていても、飼育する環境を整えていても、寄生してしまったノミ・ダニを駆除することはできません。冬の間は予防薬を投与しない、という飼い主さんもいらっしゃるようですが、対策方法としてはNGです。確かに、寒い時期はノミの繁殖力が衰えます。しかし、決して繁殖しない、寄生しない、ということではありません。
また、犬が暮らす室内では、暖房によってノミが繁殖しやすい環境であることがほとんどです。もし、ノミ・ダニが愛犬に寄生している場合、投薬を行わなければ、ベッドをお手入れしただけでは、そのまま一生寄生することになります。
飼い主さんが持ち込むケースも…
愛犬にノミ・ダニの予防薬を定期的に投与されている場合、寄生することを防ぐことができていると思います。しかし、ノミの場合、飼い主さんによって、自宅に卵が持ち込まれてしまうケースがあります。愛犬のベッドに卵が落ちてしまったらどうでしょう。そこから繁殖してしまいます。
ノミ・ダニの予防薬には様々な種類があります。
- 成虫のみを駆除することができるもの
- 成虫と幼虫を駆除することができるもの
- 成虫幼虫卵の全てを駆除することができるもの
３の予防薬であると、飼い主さんが持ち込んだノミの卵も駆除することができます。他の犬や野良猫などと触れ合う機会がある場合、十分に注意してください。
まとめ
ノミ・ダニ対策には、定期的な予防薬の投与が欠かせません。そのことをふまえた上で、さらに、愛犬が使用するベッドや飼育する環境も常に清潔な状態に保たなければなりません。
愛犬のベッドをお手入れしてあげた日を覚えていますか？最近ではいつでしたか？汚れやニオイはありませんか？次のよく晴れたお天気の良い日、愛犬のベッドやブランケットなど、お洗濯やお手入れをしてあげる日にしませんか。
