1.抱きしめてあげる
興奮する犬を抱きしめてあげることで、落ち着くことができる場合があります。犬にとって飼い主さんは、最も信頼できる相手であると思いますので、触れ合うことで安心し、不安や恐怖を取り除いてあげることができます。
パニックになってしまった犬に
突然の出来事や大きな音に驚き、パニックになってしまったときにクールダウンさせる方法としておすすめです。花火の音・雷の音・工事の音・物が割れる音・破裂音などは、犬が驚いてパニックになりやすいです。
2.原因となっていること改善する
興奮すると、手が付けられなくなってしまうという犬もいます。その原因が何であるかを把握し、原因となっていることを改善することができれば、すぐに落ち着きを取り戻してくれる場合があります。
欲求不満な犬に
例えば、お散歩や運動が不足している犬は、興奮しやすいです。カラダを動かしたい、体力を使い切りたい、という欲求が満たされていないためです。そのストレスを発散させるために、定期的に興奮し、暴れてしまうことがあります。
そんなときは、「お散歩に行く?」など、声をかけてみてください。もちろん、声をかけるだけではなく、実際にお散歩や運動をさせる必要があります。興奮していた犬も“おさんぽ”という言葉を聞くだけで、ふと我に返り、落ち着きを取り戻してくれるかもしれません。
3.無視をする
興奮し、落ち着きがなくなってしまった犬に対して、さらに興奮させるような行動をしてしまうことがあります。「静かにしなさい!」「やめなさい!」と、大きな声を出してしまうと、より犬を興奮させてしまいやすいです。そんなときは、無視をしてみましょう。
食べ物に興奮してしまう犬に
ごはんを与えるとき、おやつを与えるとき、興奮してしまう犬は多いですね。飼い主さんが用意をしている側で、ギャンギャン吠えてしまったり、ジャンプを繰り返したり、飼い主さんに飛びかかったりすることがあります。
そんなときは、犬が落ち着くまで食べ物を与えることなく、無視をして待ってみましょう。諦めて自分の寝床や定位置へ行き、寛いだり、寝る体勢になるなど、落ち着くことがあります。興奮しているときに食べ物を与えると、たくさん口の中に入れ、急いで飲み込んでしまうなどして危険です。
興奮しやすい犬と興奮しにくい犬の違い
興奮しやすい犬・興奮しにくい犬・全く興奮しない犬、3パターンあるとすれば、興奮しやすい犬は、なぜ興奮しやすいのか。その犬の歴史に関係していることがあります。
例えば、闘犬として生み出された犬種、現在も闘犬としてのトレーニングを受けている犬は、興奮して闘わせることが目的であるため、性質として興奮しやすいです。また、猟犬として活躍していた歴史のある犬も比較的、興奮しやすいと言えます。小動物を見ると追いかけたいという衝動に駆られてしまい、興奮してしまうことがあります。
興奮している犬に注意
興奮し、走り回ったり、暴れたりすることがあります。犬自身がケガをしてしまうこともありますし、飼い主さんや家族、周りの他人を傷つけてしまうことだってあります。骨折などの大怪我を負ってしまったり、家具や壁で頭を打ち、脳震盪を起こしてしまったりするなど、とても危険です。
また、犬同士の喧嘩に発展してしまうこともあります。はじめは遊びに誘っている様子だったけれど、お互いに、もしくは片方が興奮してしまい、喧嘩に発展することがあります。
まとめ
興奮している犬をクールダウンさせる方法として、
- 抱きしめてあげる
- 原因となっていること改善する
- 無視をする
この3つをご紹介しました。愛犬が興奮してしまったとき、つい声を荒らげ「やめなさい!」と言っていませんか?飼い主さんの大きな声がきっかけで、さらに興奮させてしまっていませんか?愛犬の興奮を落ち着かせたいとき、ぜひ3つの方法を試してみてくださいね。