1.加湿器
冬の空気は乾燥しているために、デリケートな犬の皮膚はカサカサに・・・。乾燥はフケや皮膚トラブルの原因になりますし、ぷにぷにとした弾力のある肉球はガサガサに硬くなってしまいます。
暖房器具で室内の空気を温めると湿度が下がってしまうため、犬の皮膚炎や乾燥トラブルをさらに悪化させてしまいます。そこで、おすすめなのが「加湿器」です。
犬にとって最適な湿度は40~60%といわれています。私たち人間の冬の快適な湿度は40~50%。50%程度を目安にして、犬と人間が快適な室内環境を保ちましょう。
2.断熱シート
ペットのために、エアコンをつけっぱなしというご家庭は少なくないようです。気温が低い冬の朝や、お留守番をさせる日中など、愛犬が寒さを感じないように室内温度を保ちたいですよね。
ただし、24時間つけっぱなしで長期間過ごすと、犬が体温調節ができなくなってしまう可能性があります。
そこで、おすすめなのが「断熱シート」です。気温が低い冬の朝は、窓に結露がたまることがありますよね。冷たい窓と外気の温度差が大きいために、窓ガラスやサッシの周りに溜まる水滴が結露の正体です。結露を放置するとカビやダニが発生する原因に。アレルギーを持つワンちゃんにとって結露は大敵です。
窓に断熱シートを貼ることで結露を防止できますし、さらに室内温度と湿度を下げずに保つ効果があります。人間と犬の双方にとって快適な室内環境を整えることできる理想的なアイテムです。
3.アロマテラピー
植物から抽出される精油を活用したアロマテラピーは、香りのリラクセーション効果が期待できます。犬に推奨されるアロマオイルは、
- イランイラン
- カモミール
- ゼラニウム
- ベルガモット
- ラベンダー
などがおすすめです。純度100%のエッセンシャルオイル(精油)を使いましょう。
自宅でのペットアロマテラピーのやり方、注意点
ペットアロマテラピーは、アロマポットやディフューザーなどを使う芳香浴などが一般的です。純度100%のエッセンシャルオイルは、植物に含まれる有効成分を凝縮したオイルです。濃度が高いため、原液のまま使用しないでください。キャリアオイル(植物性オイル)や上質なオリーブオイルにエッセンシャルオイルを0.2~0.3%程度に薄めて使いましょう。
4.肉球保護クリーム、ワセリン
冬の季節に犬の乾燥トラブルが発生しやすいパーツは「肉球」です。冷え切ったコンクリートやアスファルト、凍結した地面や積雪を歩く犬の肉球は乾燥に弱くとてもデリケートです。
乾燥が悪化してひび割れた肉球は、犬に不快感を与える原因となり、放置しておくと感染症を引き起こす恐れがあります。肉球保護クリームやワセリンで保湿ケアをして乾燥トラブルを防ぎましょう。
マッサージをすれば保湿効果がアップ
ガサガサになった肉球やひび割れた肉球は、マッサージをすれば血行が良くなり皮膚が柔らかくなります。ワセリンや肉球クリームを指先に少量取り、手のひらで温めてから犬の肉球に優しく揉み込むようにマッサージしてあげると保湿効果がさらに上がります。
マッサージを施すことで、愛犬との絆を深めることができますし、飼い主さんも心身ともにリラックスできます。
5.防寒服、ダウンジャケット
寒さが厳しい日は、愛犬がブルブルと震えることがありませんか?チワワ、ポメラニアン、ヨークシャーテリア、イタリアングレーハウンド、ボストンテリア、フレンチブルドッグなどの犬種は、寒さに弱い代表的な犬種です。
寒さに弱い愛犬とのお散歩や外出時には、フリースやウール素材の防寒服や冬用コートを着せることをおすすめします。特に、短毛で被毛が薄いイタリアングレーハウンドは、風を通しにくいダウンジャケットなどを着せて防寒対策に備えましょう。
また、室内で過ごすことが多い高齢犬や老犬は、体温調節機能が低下しているため、特に寒さに弱い傾向があります。温かい室内から屋外へ外出するときは、愛犬の体調を考慮した防寒服選びをしましょう。
まとめ
エアコンや床暖房のつけっぱなしは、室内に空気がこもりやすく湿度が低下してしまいます。コマメに窓を開けて新鮮な空気に入れ替えましょう。
冬の季節は、厳しい寒さと日照時間が短いために、人間の方が愛犬のお散歩に億劫になりがちですよね。それでも犬は飼い主さんとのお散歩を待ちわびています。
天気の良い日は、なるべく日中のうちにお散歩をして愛犬に日光浴をさせてあげましょう。愛犬とのお散歩が、飼い主と愛犬双方にとって肥満やストレスの予防になりますよ。