犬にとっての春はどんな季節?
春は、寒さ厳しい冬と熱中症が心配になる夏の間のホッと一息つける季節ではないでしょうか。太陽暦では3月から5月までが春となっています。この時期はゴールデンウイークもあるため、大型連休にレジャーを楽しまれるご家庭も少なくないですよね。
徐々に気温が上がり始める時期なので、寒さに弱い犬種や老犬にとっては、お散歩が心地良く感じる季節だと思います。新緑のニオイやお花の香など、冬に感じることができなかったニオイと触れ合うことができるので、愛犬自身も春を体感することができているかもしれません。
思いっきり愛犬と春を楽しみたいところですが、春ならではの気を付けていただきたいこともあります。犬にとって春はどんな季節なのでしょうか。
三寒四温に注意
冬から春にかけて「三寒四温」という気候を耳にすることもあると思います。「三寒四温」とは3日ほど気温の低い日が続いたあとに、4日ほど気温が上昇する日が続き、また3日ほど寒くなり、4日ほど暖かくなるという、7日間の周期で気候が繰り返されること。春先に起こる気象現象ひとつです。
犬にとって寒暖差は体に負担になってしまい、体調を崩してしまう可能性も。また、寒暖差自体をストレスに感じてしまう子もいるようです。犬は体温調節が苦手なので、室内の温度管理や身に着ける物で体温調節ができるようにしてあげましょう。
アレルギーに注意
春になると毎年花粉症に悩まされている方も多いですよね。「愛犬は大丈夫かな?」と気になったことはありませんか?やはり犬も個体によっては、花粉症になってしまうこともあります。
もともとアレルギー体質で皮膚が弱い子は要注意です。スギ花粉やブタクサ花粉が原因になることもあれば、草に反応して皮膚が荒れてしまう子もいます。
我が家の愛犬は、花粉や雑草にアレルギーがあるので、帰宅後はブラッシングする、またタオルで花粉を落とすように身体を撫でています。
また、獣医さんにアドバイスいただいたのですが、フローリングシートで身体を拭いても、花粉や外で付着した汚れを落としやすいようです。愛犬のアレルギーが気になる方は、春になる前に一度アレルギー検査をしておくと安心かもしれません。
春を愛犬と一緒に楽しむ3つの方法
自然を楽しむ
新緑が芽吹くころになると、やはり外で自然を楽しみたいですよね。日頃のお散歩で歩く公園も、当然のように景色は変わってくるはずです。素通りしている公園があれば、ちょっと寄り道して新緑や綺麗に咲いているお花を楽しみましょう。
もちろん、少し遠出してハイキングを楽しむのもオススメ。本格的な山登りではなくても、森の中や遊歩道を歩くだけでもいつものお散歩とは一味も二味も違うはず。
ちなみに犬は人間ほど色を識別することができません。犬の目に見えている色は、黄色っぽい色、青っぽい色、暗いグレーの3色です。春のお花の代表である、さくらのピンク色はおそらくグレーに見えているでしょう。新緑はくすんだ黄色に見えているはず。
なので、犬は色で春の景色を楽しむことは難しいですが、芽を出したばかりの葉っぱのニオイや、お花の香りを楽しんでいるワンちゃんをよく見かけます。
愛犬も優れた嗅覚と暖かい日差しで春を体感しているのではないでしょうか。アレルギーに注意して自然を楽しんでみてください。
旅行を楽しむ
この時期、多くの方が楽しみにしているのが、大型連休のゴールデンウイークですよね。このタイミングで旅行に行かれる方も多いと思います。愛犬と一緒に楽しめる旅行は、最高の思い出にもなるはず。全国的に愛犬と宿泊できるお宿も多く、旅館、ホテル、ペンションとタイプも様々です。
初めての愛犬との旅行であれば、ペット同伴可の宿でももちろん良いですが、ペットと泊まる専門のお宿だと更に安心かもしれません。
ショッピングを楽しむ
春先の寒暖差が激しい時期が終わり、春のぽかぽかとした陽気が続くようになるころ、愛犬とのお出かけが一番しやすい時期かもしれません。近年では愛犬と一緒に利用できる施設も増えているので、ショッピングを楽しむこともできます。
特に全国的に店舗数が増えているアウトレットモールはペット同伴可の店舗が多く、愛犬家としては嬉しい施設です。店舗内の一部のみペット可の店舗もあれば、施設内全て同伴可の店舗もあり、なかにはドッグランがある店舗まで存在します。ぜひ一度お住まいの地域にあるアウトレットモールを調べてみてください。
まとめ
厳しい寒さから解放され、見慣れた景色も明るく変化してくる春が一番好きな季節だという方も多いですよね。愛犬も日差しの暖かさや、過ごしやすさを感じている頃ではないでしょうか。
様々な場所に愛犬とお出かけするのは楽しいことではありますが、春の空気は花粉を始め、黄砂やPM2.5も気になるところです。愛犬はもちろんですが、飼い主さん自身も健康管理を怠らず、春の陽気を一緒に楽しんでください。