「犬嫌いの人」が犬が嫌いな理由とは?
鳴き声がうるさい
犬が好きでも、四六時中ずっと声高にキャンキャンと鳴いていたり、家の人が留守の間中ずっと鳴き声を上げていたりしたら、「うるさい」「迷惑だ」と感じます。
もし、日々絶え間なくずっと、犬の鳴き声で仕事や睡眠を邪魔され続けていたら、吠えることを制止しない飼い主に対しても、犬に対しても憎悪の感情とともに嫌悪感も抱くようになっても、無理はありません。
噛まれた経験がある
「犬が嫌い」というよりも、「犬が怖い」というタイプの犬嫌いです。犬が本気に攻撃するつもりで牙を剥き、人に襲い掛かったら、形相も野生の獣そのものです。それは、殺意を持った人に襲われるのと同じ恐怖を覚えるでしょう。そんなトラウマがあったなら、犬に対して恐怖を覚え、犬に近づこうとは思わなくなるでしょう。
飼い主のマナーの悪さ
自宅の敷地内や、心血を注いで手入れした花壇などが毎日、糞尿で汚されたら、たとえ犬が好きだったとしても、まず、飼い主に対して腹立ちを募らせていくでしょう。
臭い
犬は、自分のニオイをつけることで縄張りを主張します。そのため、猫と違ってヨダレや体臭が強く、獣臭がすると感じる人もいます。
犬は「犬嫌いの人」を見抜くことができるの?
「犬嫌いの人を見抜くことができる」と言う根拠
犬が嫌い…という感情は、人の表情に出ると考えられます。犬は、人の表情から喜怒哀楽を察知することができるという研究結果があり、利口で、かつ人間のことが大好きで、好奇心旺盛な犬なら、自分に注意を向けている人間がどんな感情を自分に向けているかを理解することもできるはずです。
「犬嫌いの人を見抜くことはできない」と言う根拠
飼い主さんや自分の家族以外に全く好奇心を持たないタイプの犬は、家族以外の人の顔を見ることもしません。そういうタイプの犬は、犬嫌いの人を見抜くことはできないでしょうし、また、見抜こうとも思っていません。
まとめ
人間は、犬と言葉を交わして意見を交わすことはできません。ですから、本当に犬が犬嫌いの人を見抜けると断言はできないし、かといって見抜けないとも言いきれません。ただ、犬は人の表情から感情を察することができるということは既に実証されています。
自分の目の前にいる人間が、自分に対してどんな感情を抱いているのかを、犬はその人の行動から察知する場合もあるでしょうし、また飼い主さんの行動から察知することもあるでしょう。
いずれにせよ、私たちのような犬を愛してやまない人間は、犬嫌いの人のことを根本的に理解することはおそらく不可能です。ですから、犬嫌いの人に無理強いはせず、自分の愛犬が犬嫌いの人たちに危害を与えたり、不快な思いをさせたりしないように十分に気を配るべきだと思います。