柴犬や秋田犬が海外で人気な5つの理由
1.野性的な外見
柴犬や秋田犬などをはじめとする日本犬は、洋犬と違って比較的野性的な形をしています。人間のために作られた形ではなく、自然と進化してきた形として見られているため、海外では人気があると考えられています。
シベリアンハスキーやアラスカンマラミュートほどオオカミに近くはありませんが、他の愛玩犬に比べれば野性味はあります。海外の人にはそのバランスがとれた野性的な外見が新鮮に見えるようです。
2.忠実な性格
性格は頑固ですが、状況に合わせた判断をする賢さがあります。また、一度主人だと認めた相手には忠実で、守ろうとする勇敢さもあります。人間と一緒に暮らすうえでしつけさえしっかりすれば最高のパートナーとなるでしょう。
その性格や賢さから、しつけさえできればとても飼いやすい犬だと思われているようです。また、その忠実さと勇敢さから家族を守る犬としても好かれています。
3.豊かな表情
柴犬や秋田犬の目に知性を感じる、という意見もあります。また顔に表情が出やすく、嬉しい、悲しい、不快などもわかりやすくなっています。素直な気持ちがわかるため、そこが愛らしいという愛好家もいます。目は大きいわけではありませんが、その目からなにを考えているのがわかるので強い力があります。
4.人間との距離感
柴犬や秋田犬などの日本犬は人とベタベタしない個体が多く、あっさりとした性格をしています。家族の中でも構ってほしくないときは、自分で距離をとったり調整したりすることができる犬種です。パートナーとして長く付き合っていくには良い関係でいられるでしょう。
ゴールデンレトリバーやパグなどはずっと人と一緒にいたい犬種なので、犬と一緒に居たい場合はそういった性格の犬を選ぶと良いかもしれません。
5.運動能力が高い
日本犬は猟犬としての能力も高く、運動能力はとても良い犬種です。海外でも猟犬として活躍する犬は多いようです。日本犬の魅力としては獲物を探す、追跡する、回収する、といった行動をバランス良くとることができる点です。複数の犬が各役割を分担していることもあるのですが、日本犬は一匹で行えることが多いため、狩猟のおともとして連れて行くことがあります。
日本犬を飼う際の注意点
柴犬や秋田犬といった日本犬は、狩猟犬としての一面もあるので適度な運動が必要です。山をかけまわるような犬種もいますので、十分な運動時間をとってあげるようにしましょう。また、頭を使うような遊びも好きで、おもちゃを隠して探す宝探しなども夢中になりやすいです。
しつけはきちんとしましょう。飼い主さんを主人と認めないということを聞かず、自分勝手に振る舞ってしまいます。しかし、一度認めればしつけはしやすく、賢いので教えたことはよく覚えます。犬の性格や飼育環境にもよりますが、大体の日本犬は賢く忠誠心があり勇敢です。
そのため吠え癖がついてしまうと大変なので、そのあたりもよくトレーニングしておきましょう。番犬として飼うなら、こんなに頼りになる存在はいませんので、愛情を注いであげてください。
まとめ
犬としての能力の高さやその野性的な見た目、飼い主に忠実な性格や人との絶妙な距離感など様々な部分でバランスの良さを発揮している日本犬は、海外では人気の犬種となっています。忠犬ハチ公のイメージもあるようで、飼い主に忠実で勇敢な犬として愛されているのです。
海外では日本で日本犬について学びブリーダーをしている方もおり、日本以外で誕生した日本犬も広がっています。日本犬の魅力を理解して、愛されるのは嬉しいですね。日本犬を飼う方も性格などを理解して、愛してくれていることを願います。これからも愛され続ける存在でいてほしいと思います。