犬が嫌がっているかも?飼い主が身につけているNGアイテム
私たち飼い主が普段何げなく身につけている物が、実は愛犬にとっては苦手なアイテムであることもあります。小さなことでも『塵も積もれば山となる』です。ストレスが大きくならないうちに、愛犬の前では遠慮しましょう。ここでは、そんな犬が嫌がっている可能性のあるNGアイテムをご紹介していきます。
1.ジャラジャラと音が鳴る物
衣服などにジャラジャラと音が鳴る金物を付けるファッションもあります。しかし、これも犬にとっては金属音が当たる音が耳障りなため、嫌がっていることが多いです。
犬は聴力が優れているため、私たちが聞こえている音よりも遥かに大きく鮮明な音として聴き取っています。そのため、歩くたびにカチャカチャと鳴る音は、犬からすると大きな金属音が当たる音に聞こえるのです。
金属音は人間でもストレスに感じる音です。犬にとって聞き慣れていない音であれば、なおさらストレスが溜まります。愛犬の前ではなるべく身につけないようにしましょう。
2.マスク
「マスクなんて、どこに嫌がる要素があるの?」と思われるかもしれませんが、犬は嗅覚、聴覚、視覚など、様々な要素を総合してその人を判断しています。
マスクを使っていると、顔の半分が隠されてしまうので、「臭いや声は飼い主さんだけど、顔が見えない…」と何となく不安になってしまうのです。そのため、あまり好まれないアイテムと言えます。「マスクを着けたまま帰宅したら、愛犬がいつもより寄ってこなかった…」という経験はありませんか?これもマスクを着けることによって、飼い主に対して小さな不安を抱いているからです。
3.サングラス
こちらもマスクと同じ理由で、犬には嫌がられるアイテムの1つです。特に、犬にとって人間の目は、人間の感情を読み取るためにも大切な要素の1つです。その目がサングラスによって隠されてしまうと、飼い主であるか否か確信しにくいだけでなく、感情が読み取れないことでより不安になってしまいます。
愛犬と触れ合うときは、なるべくサングラスをかけないようにしたり、反対に、愛犬に普段からサングラスをかけている姿を見せたりして慣れさせてあげると良いでしょう。
4.傘
犬の中には散歩中に飼い主が持っている傘や、通りすがりの傘を持っている人に苦手意識を持つ犬もいます。それは先が尖っており、ゆらゆらと揺れている様子が、「攻撃してくるのでは」と犬の警戒心を煽るからです。
また、傘を開いたとき、ボタン式の傘の場合は大きな音を立て、勢いよく開く物がほとんどです。このように、大きな音と突然の動きに犬は恐怖や不安を感じます。そのため、子犬の時期に、傘に対する恐怖心をなくすため毎日見せるなど、慣れさせることで恐怖心や不安を軽減させることができます。成犬になっても同じように居住スペースに置いておくことで、「怖い物ではない」と認識させることが可能ですよ。
5.匂いにも要注意!
犬は嗅覚が優れており、様々な情報を匂いから得るとも言われています。そのため、飼い主の匂いが突然変化すると、強い不安を感じる犬が多いです。
犬が嫌いな飼い主が纏いやすい匂いに、香水やたばこの匂い、アルコールの匂いが挙げられます。いつもはしていない匂いが飼い主から突然出ることで、「何だかおかしいぞ」と違和感を抱いてしまうのです。
また、きつい匂いは元々苦手な動物です。たばこや香水などの人工的な強い匂いは、嫌がりやすいアイテムと言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。愛犬が余計なストレスを溜めないためにも、実際に普段から持ち歩く物や、身につける物、さらには身に纏う匂いにも気を遣う必要があります。やめるべき、ということではありません。愛犬の前だけは避けたり、普段から慣らす努力をしたりと工夫をしましょう。