いつものご飯をより美味しくするトッピング食材
1.牛肉
牛肉をトッピングするなら、ロースやモモがおすすめです。タンパク質が豊富で、脂質が少ない部位です。牛肉に含まれている動物性タンパク質には、バランスよくアミノ酸が含まれており、筋肉の成長や維持をサポートします。筋肉の老化を予防し、高齢になっても元気にお散歩してもらいたいですよね。
また、良質な脂質を適量に摂ることで、皮膚や被毛の健康をサポートします。皮膚が乾燥しやすい、被毛がパサつきやすいなど、潤いが必要なときにおすすめです。牛肉をトッピングするときの注意点は、脂質です。ロースやモモなどの脂質が少ない部位であっても、食べる量に注意しなければなりません。急に脂質を多く摂ってしまうと、急性膵炎を起こしてしまう可能性があります。
2.鶏肉
鶏肉をトッピングするなら、ササミがおすすめです。鶏肉の他の部位と比べて、タンパク質の含有量が多く、低カロリーです。いつものご飯に何かトッピングしてあげたいけれど、カロリーが高くなってしまうのが気になる、というときにも良いです。
また、モモもおすすめです。セレンというミネラル分が含まれており、動脈硬化や細胞の老化を防いでくれる栄養素です。モモは旨味が強いですので、食いつきも良くなると思います。
鶏肉をトッピングするときの注意点は、十分に火を通すということです。カンピロバクターという菌によって、お腹を壊してしまう可能性があります。完全に火が通ってからトッピングしましょう。
3.かつおぶし
犬にかつおぶし!?と思われるかもしれませんが、香りが良いかつおぶしは、犬の食欲を旺盛にしてくれます。そのままトッピングすると、かつおぶしだけを食べてしまい、ご飯を残してしまうことがあります。そんなときは、かつおぶしの煮汁をご飯に混ぜてあげると良いです。
かつおぶしをトッピングするときの注意点は、煮汁を大量に与えないことです。嘔吐や下痢の原因になってしまうことがあります。香りが強いですので、少量でも十分です。かつおぶしの煮汁を大さじ一杯程度でも、犬には十分に香りや旨味が感じられると思います。
4.チーズ
好む犬が多いという点から、チーズもトッピングにおすすめです。乳酸菌の働きによって、腸内環境を整えることが期待できます。チーズには、人間用と犬用がありますが、どちらをトッピングしても構いません。
人間用のチーズをトッピングするのであれば、カッテージチーズやモッツアレラチーズなどの、脂質や塩分が少ないものが良いです。犬用のチーズの中には、小麦粉・でん粉・じゃがいも・とうもろこし・保存料・香料・食用色素など、余分なものや添加物が多く含まれているものもあります。原材料をよくチェックしてから購入しましょう。
チーズをトッピングするときの注意点は、栄養過多です。特に脂質を多く含んでおり、カロリーを過剰に摂取してしまいやすいです。ご飯の上にパラパラとのせてあげる程度の少量に抑えるようにしましょう。粉チーズであれば、ご飯に混ぜ合わせやすく、食べ残しの防止にも良いです。
5.野菜
ビタミン類やミネラル類や食物繊維を豊富に含み、栄養価の高い野菜もトッピングにおすすめです。犬は、野菜に含まれる栄養素を必須とする動物ではありませんが、野菜を好む犬も多くいるため、食欲の回復や食いつきを良くするなど、役立てることができます。先にご紹介した、牛肉・鶏肉・かつおぶし・チーズとは反対に、植物性の栄養素を摂ることができるという点でもおすすめします。
ただ、特別に必要な栄養素であるというわけではありませんので、ご飯によってバランスよく栄養を摂るようにしましょう。野菜をトッピングするときの注意点は、芯・種・茎・皮を取り除いてから与えるということです。犬が中毒を引き起こしてしまう物質を含んでいる可能性があります。
まとめ
犬のご飯におすすめのトッピングには、
- 牛肉
- 鶏肉
- かつおぶし
- チーズ
- 野菜
などがありますが、食物アレルギーに十分に注意して与えるようにしましょう。いつものご飯から、十分に栄養を摂ることができているのであれば、トッピングによって補う必要はありません。あくまでも、食事を楽しんでもらうための補助としておすすめします。