犬が元気がない4つの原因
1.ストレス
引っ越しや新しい家族が増えたりしたときに、犬の元気がなくなることがあります。他にも家の近くで工事が始まったり、何か怖い思いをしたりすると、その後元気がなくなってしまうこともあります。まずはどの時期から元気がなくなったかを考えてみてください。もし何か心当たりがあって、改善できるようであれば改善してみましょう。
環境の変化が原因の場合は、少しずつ慣れてきて平気になることもあるので、少し様子を見ても良いかもしれません。病気の可能性もありますので、病気かどうかチェックして気になることがあれば様子見をせず、病院へ連れて行ってください。
2.フードが合っていない
フードの味や大きさ、食感などが犬に合っていない可能性があります。犬の身体の大きさに対して大きすぎるフードや、逆に小さすぎるフードの場合に食べるのを嫌がることがあります。
また、ウェットフードを食べるのを嫌がる犬もいます。人間と同じように好みがあるのかもしれないですね。フードを頻繁に変えるのはおすすめしませんが、犬に合うフードを数種類試してみるのは良いかと思います。
年齢に合わせたものや犬種、体質によってフードは変わるので、必ずしも一つのフードを一生与えるというわけではありません。また犬の体質によっては特定の原料に対してアレルギー反応を起こすこともあるので、そのあたりも注意してフードを選ぶようにしましょう。
3.病気
病気が理由で元気がない場合には、元気がない他にも様々な特徴があります。食べ物や水を受け付けなくなる、嘔吐する、下痢をする、ぐったりして動かなくなる、などが多くみられる特徴です。病気によって出る症状に違いがあります。
歯の汚れや腫れなどの場合は歯周病や口内炎の可能性、咳や荒い呼吸をしていたら心疾患の可能性があります。また、いびきやゼーゼーとした呼吸の場合は呼吸器の疾患、嘔吐や下痢、血便などがあれば胃腸炎などが考えられます。飲水量が非常に多い場合は腎不全や糖尿病、肝疾患の可能性があります。
その他にもフィラリアなどの可能性もあるので、犬が元気のない状態が少し続くようであれば病院へ連れていきましょう。いつから元気がないか、ご飯はどれぐらい食べたか、排泄の回数や量、その他気になることはメモしておいて、診察を受ける際に伝えるようにすると診察の役に立つかもしれません。
4.老化
犬も歳を取ると、今までのように元気いっぱいとはいかなくなります。足腰が弱って動きがにぶくなったり、日中寝てすごしたりと変化がでるようになります。
老化は止めることはできないので、犬にとってどうしたら過ごしやすくなるのかを考えた方が良いでしょう。例えば、段差をスロープにして上り下りがしやすいようにしたりすると良いかもしれません。また歳をとってからは環境の変化に馴染むのも大変なので、できるだけ環境を大きく変えないようにしてください。
元気がないときはどうしたらいい?
元気がない状態が続いて気になるようであれば、病院に連れて行くことをおすすめします。病気の場合はもちろんですが、何か飼い主さんが気が付かないことを獣医さんが見つけてくれるかもしれません。
また元気がないときには、無理に運動させたりはしないようにしてください。散歩を嫌がったりすることもあるので、そういうときは外に出るだけでも良いですし、外に出るのも嫌がるようであれば、家の中で窓に近い場所で風に当たるぐらいでも良いでしょう。しかし、散歩も嫌がるようであれば病気の可能性も高いので、必ず病院へ連れて行ってください。
まとめ
犬が元気がない理由はいくつかありますが、1番怖いのは病気です。何かおかしいなと思ったら念のため病院で診てもらうようにしましょう。飼い主さんが見逃している変化があるかもしれません。
また、老化で元気がなくなっている場合にもアドバイスをもらえることがあります。元気がないまま放っておくのが1番やってはいけないことです。気になることがあればしっかり相談するようにしてください。