1.おやつをあげる
ドッグトレーニング用語に「モチベーター」という言葉があります。これは、トレーニングを行う際、上手くいったときにわんこにごほうびとして与えるもののことで、言葉の通り、わんこのモチベーションを上げる、もしくは維持するためのものです。ドッグトレーニングのプロも使う代表的なモチベーターが、おやつなどの食べものです。
わんこにとって、食べものの威力は絶大です。「食べものをもらえる=最高に良いこと」と言っても過言ではないほど、食べものをもらえるのは嬉しいことなのです。指示にしっかり従えたときにすかさず食べものをあげることで、わんこは「◯◯をすれば良いことが起きる」と学習します。
また、少し現金な感じはしてしまいますが、「食べものをくれる=良い人」という図式も完成するので、飼い主さんと愛犬の絆も深まります。ただし、トレーニングに必要とはいえ、与えすぎは肥満の元なので注意が必要。なるべく小さいサイズのおやつを小出しにあげるようにしましょう。
2.おもちゃで遊んであげる
代表的なモチベーターの2つ目が、おもちゃです。何かを食べるのと同じくらい、わんこは遊ぶことが大好き!お気に入りのおもちゃを見せるだけで、目をキラキラさせて息が荒くなるなんて子も多いのではないでしょうか。
食べものは最強のモチベーターですが、与えるとすぐになくなってしまって長持ちしないのが欠点です。そのため、「オスワリ」「フセ」などの単発的な動作へのごほうびには有効ですが、「ツイテ」といった持続的な動作へのごほうびには少し使いづらくなります。その点、おもちゃであれば、長い間気を引いていることができるので、モチベーションを長続きさせることができます。
3.とにかく誉める
また、忘れてはいけないことが、とにかく誉めるということです。愛犬が指示に従ったり、飼い主さんの望む動作をしたりしたときには、おやつやおもちゃを与えながら「グッド」「イイコ」と声がけをし、たくさん誉めてあげましょう。
頭や身体など、愛犬が喜ぶ箇所を撫でてあげながら声がけをすると、よりモチベーションが高まります。大げさなくらいたくさん誉めることで、わんこのモチベーションはぐんぐん上昇しますよ。
4.飼い主さんが笑顔を見せる
そして、大切なのは、飼い主さんが笑顔を見せるということです。わんこには、人間の表情や声のトーンから、人間の感情を読み取る力があります。
わんこには「飼い主さんを喜ばせたい」という気持ちがあります。そんなわんこにとっては、飼い主さんの心からの笑顔こそ最高のモチベーターなのです。おやつやおもちゃのごほうびを与え、誉めてあげるとき、素直に目いっぱいの笑顔を見せましょう。愛犬の脳裏には飼い主さんの笑顔が深く刻まれ、「もっと飼い主さんを笑顔にさせたい!」と頑張ってくれること、間違いありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?モチベーションが上がらないままにトレーニングを続けると、わんこにとっては大きなストレスになってしまいます。ぜひ愛犬のモチベーションを最大限に高め、しつけやトレーニングに楽しく取り組みましょう。