1.約束事をしっかり確認・遵守する
モノを買ったりサービスを受けたりする場合には、契約書であったり説明書であったり、取引を行うにあたっての約束事をしっかり確認しておく必要がありますよね。それは、ブリーダーさんから子犬を譲り受ける場合であっても同様です。
初めてブリーダーさんにコンタクトをとるときから、子犬を実際に譲り受けるとき、そして、その後についても、まずはしっかり約束事を確認しましょう。そして、決められた約束はしっかりと守ること。それが、ブリーダーさんとの最低限の礼儀であり、良好な関係を築く基本になります。
大切なのは第一印象
ブリーダーさんから子犬を譲り受ける場合には、犬舎の見学を行い、ブリーダーさんから説明を受けることがほとんどです。基本的なことですが、見学の日時を守ることや挨拶をしっかり行うこと、ブリーダーさんの話に真剣に耳を傾けることは何よりも大切。第一印象が悪い人に、大切な子犬を譲りたいとは思いませんよね。
血統書やワクチン証明書の取扱い
いざ子犬を譲り受けるとなったとき、ブリーダーさんから譲り受けるのは子犬だけではありません。純血種の犬であれば血統書、ワクチン接種が済んでいる場合にはワクチン証明書などの書類を一緒に譲り受けることになります。特に注意したいのは、血統書の取扱いです。血統書の名義をどうするかについては、ブリーダーさんによって対応が異なります。後からトラブルにならないためにも、取扱いをしっかり確認しておきましょう。
2.定期的に連絡をとる
ブリーダーさんは誰しも、自分のところで生まれた子犬が可愛いもの。いずれは誰かに譲るのが仕事とはいえ、貰われていった先でその子が健康に暮らしているか、幸せな生活を送れているか、気になるものです。でも、ブリーダー側から連絡をとるのは迷惑かも…と遠慮してしまっているブリーダーさんも多くいます。それだけに、飼い主さん側から定期的に子犬の成長報告をもらえることはとても嬉しいことです。
連絡は適度な頻度で・SNSの活用も
ただし、あまり頻繁すぎる連絡は、忙しいブリーダーさんが「お返事ができない」と恐縮してしまったり、迷惑になってしまう可能性もありますから、適度な頻度が大切です。ブリーダーさんとの距離感にもよりますが、ブリーダーさんと良好な関係を保つには年賀状のやりとりだけでも十分かもしれません。
また、最近では、InstagramやFacebookをやっている人も多いですよね。SNSに愛犬の写真をアップしているのであれば、ブリーダーさんにアカウントを教えておいて、暇なときに見に来てくださいねと伝えておくのも良いでしょう。また、ブリーダーさんがSNSをやっているという場合には、時々覗いてコメントを残したりするのも、良いコミュニケーションになります。
3.困ったときには相談してみる
成長報告などの幸せな報告も大切ですが、愛犬のお世話で困ったときにブリーダーさんを頼ってみるのも、良好な関係を築くきっかけになります。「体調が悪いようで心配」「悪いクセが直らなくて困っている」など、何でもいいのです。
一人で悩むより、プロであるブリーダーさんに相談してみましょう。ブリーダーさんはたくさんの犬を見てきていますし、専門犬種があるブリーダーさんであれば、犬種の特性やクセもよく把握していますから、きっと、問題解決への最短経路を見つける手助けをしてくれますよ。
「しつけが上手くいかなくて悩んでいる」なんて相談すると、ダメな飼い主だと思われてしまうのではないか、とためらってしまう人もいるかもしれません。ですが、そんな心配は無用です。むしろ、「それだけ愛犬と真剣に向き合ってくれているのだ」と、自分を信頼して相談してくれたことを喜び、親身になってくれるブリーダーさんがほとんどですよ。
4.併設のサービスを利用してみる
ブリーダーさんによっては、ペットホテルやトリミングサロン、しつけ教室などのサービスを併設している場合もあります。ブリーダーさんが家から近所であれば、そういった併設のサービスを利用してみましょう。
ペットホテルとして預ける場合も、初めての慣れない場所より生まれた家であれば安心できますし、トリミングサロンやしつけ教室に定期的に通えば、ブリーダーさんへの成長報告にもなります。何よりも、愛犬のことを生まれたときからよく知ってくれているブリーダーさんにいろいろと見てもらえるのは安心材料になりますよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?さまざまなことをご紹介しましたが、ブリーダーさんと良好な関係を築くために何よりも大切なことは、譲り受けた愛犬を心の底から可愛がることです。ブリーダーさんに「この人に譲って良かった」と思ってもらえるような飼い主さんになりたいですね。