犬と飼い主さんが遊ぶ時間はどのくらいが適切?
「量よりも質」
「飼い主さんと遊ぶ時間はどのくらいが適切か?」と言うと、「絶対にこれだけ必要」という具体的な数字は出せません。例えば、「犬にとって必要な運動量」となると、犬種や体格、年齢によってある程度の目安はあります。けれども、「犬にとって必要な運動量」と「飼い主さんと遊ぶ時間」は別に考えなければいけません。
多頭飼いであるなら、5分程度でも構わないので、一頭ずつ飼い主さんを独占して遊ぶ時間を作ってあげるだけでも満足するでしょう。大事なのは、飼い主さんが愛犬と向き合って、愛犬のことだけに集中して遊ぶことです。スマホを見ながら心ここにあらずで長時間遊ばせるよりも、飼い主さんが愛犬だけに集中して遊ぶ方が愛犬は喜びます。つまり、「量より質」ということが大切です。
犬と遊ぶときに守るべきルール
飼い主さんのタイミングで遊ぶ
飼い主さんから始め、飼い主さんのタイミングで終わります。もし、愛犬の方から「遊んで」とおねだりされたら、まず、「おすわり」「まて」など「ご褒美をもらえること」を指示します。そうすると、「飼い主さんと遊んでもらうことはご褒美だ」と理解するようになり、しつこくねだってくるよりも、お利口に待てるようになります。
飼い主さんも一緒に楽しむ
犬と遊ぶときは、飼い主さんも日々の雑事を忘れて、思い切り楽しみましょう。飼い主さんが笑顔でいることが、愛犬にとっては何よりも心が躍ることなのです。
まとめ
犬の知能は、人間でいうと3~4歳の子供と同じくらいだと言われています。実際は、言葉の理解度や猟犬、警察犬、盲導犬などの使役犬だともっと知能が高いと考えられますが、そんな知能の高い犬でも、大好きな人と遊ぶときは本当に子供のように無邪気に遊びます。
愛犬にとって、たった数分でも飼い主さんを独占して、飼い主さんと笑顔を分け合って遊ぶ時間は食事や散歩同様、とても幸せな時間です。家事やお仕事などで時間が取れなくても、ほんの少しだけ、愛犬とご自分のために「愛犬と遊ぶ時間」を作ってみてはいかがでしょうか?