1.いきなり接近する人は犬が怖がりやすい
初対面の犬に対して、いきなりフレンドリーすぎる対応をしたり、急に至近距離まで距離を詰めたりする人は、犬に噛まれやすいので要注意となります。このような触れ合い方をする人は、大体の場合犬が大好きなことが多いのですが、犬との触れ合い方が分からなくて自然とフレンドリーすぎる行動をしてしまい、結果的に犬に嫌われたり警戒されてしまったりすることがよくあります。
あなたは見ず知らずの人に、いきなり30cmほどの距離まで詰められたら警戒してとっさに身構えてしまいますよね?犬も同じで、初対面の人にいきなり近づかれると怖くなって警戒してしまうのです。
対策
心当たりがある人は初対面の犬と触れ合う場合、まずは1mほど離れた場所から犬に挨拶をしたり話しかけたりして、少しずつ自分の存在に慣れてもらうようにしましょう。そして犬が自分から寄ってきてくれたり、あなたのにおいを嗅ごうとしたりしたら、あなたを少し受け入れてくれた合図となりますので、ゆっくり触れ合うようにすると良いと思いますよ。
2.犬が怖がることをする人は警戒されやすい
無意識に犬が怖がりやすいことをしている人も噛まれやすいといえます。例えば、大声を出しながら話している。動きが大振りで威圧感を与えている。いきなり動いて犬にビックリさせることがよくある。そういった言動に心当たりがある人は、犬から怖がられやすく警戒されやすい人となります。その結果、ある一定の距離まで犬に近づくと、犬が自己防衛の手段として噛みつくことが度々あるそうです。
対策
犬に噛まれないようにするためには、怖がりやすい言動を改善することが大切となります。大きい声を出して犬と触れ合っているのでしたら、声のボリュームを下げる。大げさに手足を動かして犬に警戒心を与えている場合は、必要以上に体を動かさないように気をつける。
「……あっ!そうだ!」といったようにいきなり声を出したり、犬の近くで急に動いたりすることが多いと感じるのでしたら、犬がビックリしないように1m以上距離を置く。もしくはゆっくり話したり動いたりするように意識して改善する。
といった対策を行うようにすると、犬の警戒心を和らげることができるので噛まれにくくなるといえるでしょう。
3.怖がって走り回る人は追いかけられやすい
犬に噛まれるときのシチュエーションのなかには、『逃げたときに噛まれる』というものが昔から知られていたりします。これは、元々狩りをしながら生きてきた犬の本能が大きく関係しているようで、逃げているもの(人)を見ると、”獲物”としてついつい追いかけてしまうそうです。
そして獲物を仕留めるときの行動として、逃げているものを噛んでしまうのだそうです。犬のことが怖い人は、犬を見ると思わず走って逃げることが多く、その逃げる姿につられて犬が本能的に追いかけて噛む、といったことが少なからずあるみたいですね。
対策
逃げることで犬に噛まれてしまうことが多い人は、単純に怖くても走らないようにする、といったことが対策法となります。また、犬は自分のことを怖がっている人を見るとその感情に気づく場合が多いといえます。
そして相手が自分を怖がっていると感じると、攻撃的な行動をすることが少なからずあるので、噛まれないようするためにはたとえ犬が苦手で逃げ出したくなったとしても堂々と振る舞うことが大切といえるでしょう。
犬に噛まれる原因を知るとすぐに改善することができますから、心当たりがある人は自分が噛まれやすい理由を把握して対策してみましょう。きっとすぐに効果が発揮できると思いますよ。
4.挙動不審な人は噛まれやすい
犬に噛まれやすい人は、挙動不審な行動や犬が混乱しやすいような行動をすることが多いそうです。特に犬のことが怖い人や犬との触れ合い方をちゃんと知らない人に当てはまりやすい特徴といえます。
例えば、犬のことが苦手な人は犬と出会ったとき緊張したりオロオロしたりして、変な行動を起こしやすいですよね。また、犬との触れ合いに慣れていない人は、犬を触るとき様子を見るように手を出したり引っ込めたりして触ろうとすることが多いですよね。こういった行動は犬に警戒心を与えてしまいますし、恐怖心や不安も与えてしまうことになってしまいます。
その結果、犬は「僕に触らないで!」といった気持ちを込めてガブっと噛みついてしまうことがよくあるそうです。
対策
触れ合うときは犬に不安や警戒心を与えないように振る舞うことを心がけましょう。もし触れ合うとき少しでも怖いと感じた場合は、トラブルにならないように触るのを止めて話しかけてあげるだけにすることをおススメします。そして何度か顔合わせをして、お互いの存在に慣れたらそのときに触れ合うようにすればいいと思いますよ。
まとめ
犬に噛まれやすい人は、無意識のうちに犬に警戒心や不安を与えていることが多いといえます。ですので噛まれないように対策するには、その原因となっている行動を改善することが重要となってきます。