犬と人間の関係
犬と人間は昔から良きパートナーとして共存してきた関係です。言葉はわからなくてもお互いに気持ちを感じ取ることができ、今では大切な家族として欠かせない存在になっていますよね。犬は人間を自分の家族、仲間だと思い信頼してくれます。甘えたり頼ったりしてくれるのは何より心を許している証拠ですね。
私たち人間も犬のことを家族のように思い、信頼して大切にしています。なぜ犬と人間はこんなにも相性がいいのでしょうか。実は共通点がいくつかあるんですよ。
犬と人間の共通点
1.集団で行動する
犬も人間も群れという集団の中で生活する生き物です。集団の中で生活していくことによって、社会のルールを学び、適応していくというところは共通点といえます。
早くから他の犬と離されて生活していた犬は、他の犬からルールを学ぶ機会がなく、コミュニケーションがうまく取れなくなってしまいます。人間も、赤ちゃんの頃から他の大人や兄弟などから自然と言葉や行動を学びますよね。犬は人間に飼われたときに、人間を群れと考えて段々と人間社会で暮らしていくルールを学ぶことができる高い適応能力を持っているのです。
2.コミュニケーション能力が高い
犬も人間もどちらも仲間と集団で行動する生き物です。他の仲間とコミュニケーションをとって、周りの環境や仲間に合わせて生活する必要があります。そのため、チームプレイで何かを成し遂げるために犬も人間も、相手の気持ちを読み取るという能力が優れています。
人間がボディランゲージや相手の表情、声色や話し方で相手の感情が大体把握できるように、犬も同じように相手の気持ちを読み取る能力があります。この共通点があるため、犬と人間はお互いの気持ちを通わせることができ、良きパートナーとして生活をすることができるんですね。
3.筋肉の構造
姿も種族も違うので意外に思うかもしれませんが、犬と人間は筋肉の構造に共通点があるんです。人間はいろいろと表情を変えて、悲しみや喜び、怒りなどの感情を表すことができますが、この表情の変化は実は犬にもできることなんです。犬が笑っているように笑顔に見えたり、寂しそうな顔に見えたりすることがありませんか?
これは人間と同じように顔の筋肉を使って感情を表しているからです。
犬は人間の赤ちゃんと似ている
言葉が通じなくても、体の動きや態度、声色などのボディランゲージでコミュニケーションをとろうとして、犬はまるで人間の赤ちゃんのようだと思いませんか?
犬も赤ちゃんも飼い主さんや家族、親のことが大好きで何かあれば真っ先に頼る存在です。犬も自分が人間と同じ仲間だという意識があるので、無邪気な赤ちゃんのように飼い主さんに甘えて、頼るんですよ。こういった共通点があるので、飼い主さんも自然と母性本能がくすぐられて、犬のことを人間の赤ちゃんと同じように感じることがあるんです。
まとめ
犬と人間にはいくつかの共通点があることがわかりましたね。人間と似ているところがあるからこそ、犬と人間は良きパートナーとして昔から今に至るまで、共存関係を築けているんです。共通点を理解しておくことで、大切な家族としてさらに絆を深めることができますよ。