不潔な環境で育てると起こる3つのこと
病気になる
不潔な環境だと病気になる確率が高くなります。
例えば水を取り替えなかったり、おしっこやうんちを長時間そのままにしたり、犬にとって良い環境とは言えません。雑菌が繁殖して臭いも出てくるでしょう。
傷んだ水を飲んでお腹を壊したり、長毛種の場合だと身体に毛玉ができてそのまま放置していると皮膚炎を起こすこともあります。例えばそんな環境ではちょっとした怪我も炎症を起こしてひどくなることも珍しくありません。
またストレスから免疫力が落ちたり、精神的に不安定になることもあります。犬にとって不潔な環境は後々命に関わることになりかねないのです。そのためできるだけ犬には清潔な環境ですごしてもらわなくてはなりません。
必要最低限しか関わらなくなる
これは完全に飼い主さんのワガママなのですが、不潔な環境にいる犬には関わりたくなくなることもあるでしょう。
必要最低限ご飯をあげたり水をたまに変えるぐらいでしょうか。犬小屋や犬の寝床が汚れていて、そのまま掃除をしないタイプの方は何もないのに急に清潔にしよう、とはしない方が多く不潔な環境はさらに悪化していきます。
不潔な環境のままずっと犬を飼うのは虐待に近い行為と言っても過言ではないかもしれません。ネグレクトに近いでしょう。必要最低限しか関わらなくなった犬は吠えまくるようになったり、逆に無気力になったり精神的に不安定な状態になります。
周りから苦情がくる
例えば外飼いの場合、排泄物を片付けなかったりすると悪臭が漂うようになります。近所の人たちからしたらたまったものではありません。
片付けるように苦情がくるでしょう。
犬も不潔な環境でストレスがたまるとよく吠えるようにもなります。もしかすると犬の虐待で報告されてしまうかもしれません。誰にも迷惑をかけていないからいいだろう、と思っていても周りには迷惑になっていることも多いのです。
また1番迷惑に思っているのは犬のほうでしょう。周りから苦情が来る前に清潔な状態にしてあげてください。
清潔な環境を保つには?
清潔な環境を保つには面倒くさがらないことが1番ですが、どうしても一気に掃除をしたりするのは億劫に感じる方もいるでしょう。面倒に感じるのは片付ける範囲が広かったり、掃除する場所の汚れがこびりついていて大変な場合が多いです。
そうならないように気づいたら掃除をする、こまめに汚れを落とす、など日頃から習慣づける必要があります。犬用の便利グッズなどを利用するのもいいですね。カーペットなどの毛をまとめて取れやすくするグッズなどもあります。また犬の毛が落ちるのを減らすためにブラッシングをしてそこで落ちるはずだった毛をある程度回収するのも良いでしょう。
汚れる前に汚れを取るというのもひとつの方法です。家族などがいる場合は犬の掃除を持ち回りにしたり、一緒に掃除をするようにするとサボれなくなります。どうにか工夫してみましょう。
まとめ
不潔な状態で犬を育てると良いことはなにもありません。犬に悪影響を与えることはもちろん、飼い主さんにとっても良くありません。病気や悪臭、その他いろいろなトラブルが起こる可能性があります。掃除は汚れがひどくなる前に定期的に行ったり、気づいた時にさっとやってしまったほうが後々楽になります。
すぐに汚れを拭き取れるように使い捨てのウェットティッシュを使ったり、汚れて捨てても良い古いTシャツなどを使うと掃除後の片付けがあまりいらないので楽になります。
面倒くさいと思うこともあるかもしれませんが、犬は自分で掃除ができないのです。清潔な状態だと精神的にも良いので、飼い主さんがちゃんと掃除をしてあげてください。