犬の震えが止まらない理由5つ
1.寒い
寒いと発熱するために身体を震わせることが多いです。犬だけではなく、大抵の動物は身体を震わせることで体温をあげて寒さから身を守ろうとします。あまりにも寒い時間が続くと低体温症を引き起こす恐れがあるので注意しましょう。
もし犬が身体を震わせていたら、周りの温度が低くないか確かめてみましょう。特に季節の変わり目は体温調節がうまくできない犬も多いため、気をつけてあげてください。
対処法としては温度を24〜26度前後に保つことです。寒い時期にはブランケットやペット用ヒーターを使うのも良いですし、湯たんぽなどを使うのも良いでしょう。ただ、暖房器具を使う場合は火傷に気をつけてください。
2.興奮
犬は興奮すると全身をブルブルと震わせることがあります。知らない犬が目の前にきたり、美味しそうな餌があったりと、興奮する理由は様々ですが興奮を抑えきれずに身体に出てしまうのです。
興奮はすぐに収まるので様子を見ても大丈夫でしょう。しかし、長く続く場合は病気や怪我などの可能性もあるので病院へ連れて行ってください。また興奮からくる震えだとしても、どこでもすぐに興奮して震えてしまう場合は、興奮しないようにトレーニングをした方が良いかもしれません。獣医さんやドッグトレーナーさんなどのプロに相談して、適切なトレーニング方法を教わってください。
3.ストレス
引っ越しや旅行、家族が増えるなど、様々なことがストレスとなり身体が震えてしまうことがあります。恐怖や不安、警戒心からくる震えもあります。
工事の音や大きなテレビの音、花火の音などが苦手な犬の場合それが原因となり、ストレスがたまります。過剰なストレスは健康にもよくありません。
身体の震えが止まらないときは、精神的にかなり弱ってしまっているのかもしれません。ゆっくり撫でてあげたり、そばによりそったりして、不安がなくなるようにしてあげてください。またストレスの原因となるものを取り除けるようであればそうしてください。
4.老化
犬も人間と同様に、年齢を重ねるごとに自然と筋力が低下していきます。座ったり寝たりしているときは震えずに、立っているときだけ震えるということはありませんか?
筋力の低下により立っている姿勢を保つことが難しくなり、震えてしまうのです。散歩の直後に震える、立っているときだけ震える、などといったことが頻繁にあれば、筋力の低下が原因かもしれません。適度な運動と質の良いタンパク質をとることで、筋力ができるだけ低下しないようにしましょう。
5.病気・怪我
何かしらの病気や怪我の痛みから震えている可能性もあります。犬は自分で体調の悪さや痛みを訴えることができないため、病気や怪我に飼い主さんが気が付かないこともあります。
触ったり抱き上げようとしたりしたときに避けたり、鳴いたりする場合もあります。また声をかけただけで唸ったり、噛み付いたりすることもあるので注意が必要です。
じっと固まって震えている場合は、病気や怪我の可能性が高いので病院へ連れていきましょう。もし病院へ連れて行くのが難しいなら、病院へ電話をしてみてください。病院によって対応は異なりますが、対処法を教えてくれることもあります。自己判断で大丈夫だろうと放っておくのはやめてください。必ず病院で診てもらいましょう。
まとめ
犬の震えは大抵の場合は長く続かず、その場で終わります。震えが長く続く場合や頻繁に起こる場合は何かしらの理由があります。その理由を知り、原因を取り除いてあげることが重要です。
大丈夫だろうと思って放っておくと病気や怪我の場合は手遅れになったり、ストレスの場合はそのまま病気になってしまったりすることもあるので、対策をとるようにしましょう。