急に始まった犬同士の喧嘩の理由は!?
1.強さをアピールするため
お互いに、自分の強さをアピールしようとして、激しいじゃれ合いになってしまうことがあります。そのじゃれ合いがヒートアップしてしまうと、さらに喧嘩にまで発展してしまうことがあります。
人間と暮らすようになった今でも、犬同士が群れで暮らしていた頃の“群れのリーダーを決める”という本能や習性によって、力を競い合ってしまうのです。力を競い合うことが遊びのひとつとして行われることもありますが、ついムキになってしまい、喧嘩腰になってしまうのでしょう。
2.嫉妬心
飼い主さんが、他の犬を可愛がっているのを見てしまったとき、嫉妬心から、その犬を攻撃してしまうことがあります。相手の犬は、何が起こったのかわからず、抵抗するでしょう。飛びかかられれば、飛びかかり返すでしょうし、噛みつかれれば、噛みつき返すでしょう。ちょっとした嫉妬心から喧嘩になってしまうことがあります。
嫉妬したとき、“私のことも構って?”と、甘えてくる犬もいます。プンッと拗ねてしまい、機嫌が悪くなってしまう犬もいます。どちらもアピールすることが上手なんです。
一方で、嫉妬心から喧嘩になってしまう犬は、不器用なタイプなのかもしれません。飼い主さんを奪われてしまわないようにと必死になるような、独占欲の強い性格なのかもしれません。
3.発情期のメス犬のフェロモンの香りに刺激されて…
近くに、発情期のメス犬はいませんか?もしくは、どこかにいる発情期のメス犬のフェロモンが空気中を漂い、オス犬を刺激してしまったかもしれません。そんなとき、オス犬同士が喧嘩になってしまうことがあります。
去勢手術を受けていないオス犬はもちろんなのですが、去勢手術を受けたオス犬が、発情期のメス犬のフェロモンを嗅いだことによって、興奮し、喧嘩になってしまうこともあります。喧嘩になってしまう少し前から、空気中や地面のニオイをしきりに嗅ぐ仕草をしたり、ウロウロと早歩きで動き回ったり、普段とは違う様子や行動がみられると思います。
じゃれ合いと喧嘩の違いを見極める方法
1.表情をよく見てみましょう
犬同士が激しいじゃれ合いをしていると、喧嘩なのでは!?と、止めに入ろうとしてしまいますよね。ただじゃれ合っているだけなのか、喧嘩になってしまっているのか、犬たちの表情をよく見てみるとわかります。
笑顔のように見えたり、穏やかな表情であったり、楽しそうな表情をしているのであれば、ただのじゃれ合いでしょう。愛犬の笑顔・穏やかな表情・楽しそうな表情は、飼い主さんならすぐに見極めることができますよね。喧嘩なのであれば、怒ったように見えたり、目が吊り上がって見えたりすることがあります。愛犬が不機嫌なときの表情、わかりますよね。
2.唸り声をよく聞いてみましょう
じゃれ合って遊んでいるときに唸り声をあげることがあります。喧嘩になってしまったときにも唸り声をあげることがあります。犬が唸り声をあげると、威嚇しているのではないか、怒っているのではないか、と感じますよね。
しかし、遊んでいることが楽しくて、嬉しくて、興奮してしまったときに出る唸り声もあります。飼い主さんとおもちゃの引っ張り合いをしているときなど、愛犬の楽しいときの唸り声を聞いたことがありますよね?
3.相手が痛がったらおしまいにしましょう
じゃれ合うとき、相手を噛むような仕草をすることがありますが、甘噛みにもならないほどです。噛むフリをしているだけです。そのことを見極めなければなりません。
じゃれ合いが喧嘩へと発展してしまい、相手の犬を強く噛んでしまうことがあります。相手の犬が「キャンッ」と甲高い声で鳴き、痛いと訴えるはずです。そうなってしまったときは、すぐに止めに入るようにしましょう。
まとめ
犬同士が急に喧嘩し始める理由は、
- 強さをアピールするため
- 嫉妬心
- 発情期のメス犬のフェロモンの香りに刺激されて…
この3つである可能性が高いです。止めるべきかどうか迷うことがあるかもしれません。じゃれ合いと喧嘩の違いについて、見極める方法もぜひご参考くださいね。