犬と一緒に寝るのは良いこと?悪いこと?
日中にうつらうつらとお昼寝するだけでなく、夜の就寝時にも愛犬と一緒に眠っている飼い主さんもいらっしゃいますよね。犬と一緒に眠ることは、賛否両論ありますが、しつけがしっかりと入っていて、愛犬と飼い主さんの信頼関係が良好であれば、個人的には悪いことではないと思っています。
愛犬と一緒に寝るのはメリットもデメリットもあります
もちろんメリット、デメリットは多々あるので、飼い主さんの判断によるところなのかもしれません。衛生面に気を配る、また事故防止のために環境をしっかり整えるなど、注意しなければいけないこともありますが、飼い主さんと一緒に寝ている犬は免疫力がアップするというケースもあるようです。
犬は飼い主さんと一緒に寝たい生き物
もともと犬は野生の生き物。群れを作り、群れの仲間と一緒に生きていた動物です。眠るときも自分たちで掘った巣穴の中、仲間同士で身体を寄せ合い眠っていました。そして現在、私たちの家族である愛犬は、私たち飼い主を群れの仲間のように思っていることでしょう。
愛犬にとっても私たち飼い主は家族のような存在なのです。犬が飼い主と一緒に寝ることを望むのは、習性として当たり前のことなのかもしれません。
犬にとって寝心地が良い環境は?
犬は巣穴の中で眠っていた野生動物。習性を考慮すると、「薄暗くて狭い場所を好む」というのは良く耳にする言葉ではないでしょうか。実際に狭い空間を好む犬は多いですよね。こたつの中で眠ったり、バッグの中に潜り込んだり、ソファの下に隠れたり、窮屈そうな場所で落ち着いていることもあるかと思います。
犬の寝心地の好みには個体差がある
根本的に暗くて狭い場所は犬にとって寝心地の良い場所ですが、個体差も大きいようで、育った環境や性格によっても好みは違ってきます。実際には2歳くらいまでの生活環境が大きく影響してくるようで、子犬の頃から暖かいベッドで眠っていた子は、フカフカで柔らかいベッドを好み、床の上で寝ることに慣れている子は、床の上が落ち着くようです。
犬は寒さや暑さに弱い個体も多いため、室内を自由に動き回り快適な場所を求めることも。夏の暑い時期には日の当たらない場所のひんやりした床の上で涼んでいることもあるでしょう。飼い主さんと一緒に眠ることを好む子が多いと思いますが、いつでも一緒に眠れるわけではないと思うので、愛犬が好む寝心地の確認をしておくのも良いかもしれませんね。
犬にとって寝心地が良い飼い主さんの身体の部位3つ
上記の書いたことをふまえると、犬にとって寝心地が良い飼い主さんの身体の部位にも好みの差があるように思います。犬が野生動物だったころ仲間同士で身を寄せ合って眠っていたのは、温もりや安心感を求めていたのもひとつの理由。飼い主さんの身体の部位でも、暖かくリラックスできる部位が落ち着く場所といえるのではないでしょうか。
足
まず第一に思い浮かぶのが「足」ですよね。我が家の愛犬も、膝にアゴを乗せてきたり、股の間に顔をうずめて眠ることがあります。また、横向きに寝る姿勢で、膝を曲げていると、ちょうどくの字に曲がっている膝の裏側にスッポリおさまって寝ていることも多いです。
股の間に顔をうずめたり、膝の裏におさまって寝ている状態は、暖かさを感じられるのと同時に、犬が好む「狭くて暗い空間」も得ているのかもしれません。
腕
犬は何かにアゴを乗せて寝るのが好きな子が多く、飼い主さんの腕枕を好む子も少なくありません。腕枕の状態であれば、飼い主さんとの身体の密着度も高いので、安心して眠りにつくことができそう。甘えん坊なワンちゃんに多いようです。
抱っこされた状態
身体の部位ではなくなってしまいますが、抱っこされている時が寝心地良く感じる子も多いように思います。我が家の場合は、15キロ近くの中型犬ですが、夫があぐらをかいて足の上に乗せた状態の抱っこが大好きです。
夫がこの姿勢で抱っこすると、すぐに寝るのですが、私が同じ姿勢で抱っこをしても寝てくれません。夫と私の体格差に理由があるようで、身体の小さい私の抱っこはどうやりしっくりこないよう。
日頃、私の抱っこを嫌がるわけはないので、寝心地が良いと感じられるほどの場所ではないと思っているのでしょう。同じ姿勢で同じ状態の抱っこでも、愛犬にとっては好みの差があるようです。
まとめ
愛犬と一緒に寝るのは飼い主さんにとっても癒しの時間ですよね。あなたの愛犬はあなたの身体のどこで寝ていますか?愛犬が寝心地が良いと感じる飼い主さんの身体の部位は、愛犬自身がいつも答えを出してくれているのかもしれません。
季節、気温、湿度の変化など、その都度、寝心地が良いと感じる場所も変わるはず。愛犬の好みを探ってみるのも楽しいかも。時間に余裕のあるときは、思う存分、愛犬が寝心地が良いと感じる部位で寝かせてあげましょう。