どうすればいい?犬がケージから出たがるときの対処法

どうすればいい?犬がケージから出たがるときの対処法

出かける時など愛犬をケージに入れたものの、出たがってしまい困惑する方も多いでしょう。この場合どうすれば良いのか対策をご紹介します。

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愛犬がケージから出たがる理由は何?

ケージの中でくつろぐ犬

ケージを愛犬の寝床として使用しているという飼い主さんはどのくらいいるでしょうか。家を空ける際、愛犬にケージの中でお留守番させておくと家の中でのイタズラや、誤飲やケガなどのリスクから避けることができます。

しかし、全ての犬が大人しくケージの中で待てる訳ではありません。入れた途端に「すぐに出してー!」とピョンピョン跳ねたり、要求吠えをしたりして頭を抱えている飼い主さんも少なくないと思います。

今回は、“スムーズに愛犬がケージの中に入って落ち着いて待っていてくれたら…”と考えている飼い主さんへ向けて、犬がケージを出たがる理由をまとめてみました。

まだ遊び足りない、散歩に行きたい

ケージの中から出たがる理由の一つとして、まだ遊び足りなかったり、早く散歩に行きたかったりするというものが挙げられます。運動量の多い犬種や、天気が悪く十分な散歩時間が確保できないときなどは、犬がまだ動きたいという理由から出たがることがあります。

これから飼い主さんが出かけるというタイミングでケージに入れると暴れる場合は、「運動不足」が考えられます。また、飼い主さんが出先から帰宅した際にケージから出たいとアピールする場合は、「早く遊びたい」という気持ちの表れの可能性があります。さらに、散歩に行く時間が決まっていると、その時間に近づくにつれ「散歩に行きたい」という要求からソワソワしたり、吠えたりすることがあると認識しておきましょう。

ケージの居心地が悪い

人間でも居心地が悪い場所にいると「早くここから出たい」と思いますよね。これは犬も一緒で、ケージの居心地が悪いと落ち着かず、出たがることがあります。

例えば、敷いてあるタオルなどが濡れていて気持ち悪かったり、隙間風などが当たるような場所に置いてあったりするなど、様々な要因が挙げられます。

また、ケージの大きさもそれぞれ適正なサイズがあるので、やたら狭い、やたら広いというようなケージはNGです。加えて、まだケージに慣れていないというケースもあります。新しくケージを変えた途端、嫌がるようになるなんてこともよくありますよ。

体調が優れない

知らない間に怪我を負っていたり、皮膚が痒かったりと、体調が優れない場合も訴えるように暴れることがあります。ケージに入っていないときでも何かしらサインを出しているはずですので、見落とさないように気をつけましょう。
日頃から愛犬のマッサージをしたりブラッシングをしたりして、体に異変はないかチェックしておくと、すぐに気がつくことができますよ。

飼い主さんと離れるのが嫌

私たち人間にとっては短い時間でも、犬にとってはとても長く感じるものです。犬の1日は約7時間と言われており、同じ1時間でも人間は24時間のうちの1時間ですが、犬の場合は7時間のうちの1時間となります。

さらに信頼関係が築かれているからこそ、飼い主さんのそばにいたいという気持ちが強いはずです。仕事や学校など、仕方がない用事だとしても、犬にとって飼い主さんと離れるというのは寂しいものなのです。

愛犬がケージから出たがるときの対処法は?

目を閉じてケージの隙間から鼻を出す犬

なぜ犬がケージから出ようとするのか理由をお伝えしましたが、その場合どのように対処すれば良いのでしょうか。

大きな声で叱らない

出たいと飛び跳ねたり要求吠えをしたりしていても、大きな声で叱らないようにしましょう。興奮している犬には効果はないので、まずは自分自身が冷静になることを心がけてください。

愛犬の不安を取り除く

ケージの中を常に清潔にしておくことも大切ですが、愛犬が落ち着いて過ごせるような場所にケージを置くことも重要です。玄関や部屋の扉の近くだと、人の出入りが激しく落ち着くことができません。また、極端に暑かったり寒かったりする場所なども避けましょう。

サイズに合ったケージを選ぶ

犬は狭く薄暗い場所を好む傾向があります。広すぎるケージや、何度もケージを変えることはオススメしません。できる限り子犬のころから同じケージに入れて、ここが安らげる場所だと認識させます。ケージの上から薄い布をかけると薄暗くなるので、比較的犬が落ち着く環境を作ることができます。

まとめ

ケージの中から上を見つめる犬

愛犬がケージから出たがる理由と対処法をお伝えしました。ここでご紹介した方法でもなかなか改善しない場合は、体調が優れないなどの理由も考えられます。その場合は、一度動物病院へ相談してみましょう。

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