「うちの子は大丈夫」は超危険!!ノーリード散歩のリスク4つ

「うちの子は大丈夫」は超危険!!ノーリード散歩のリスク4つ

ほとんどの飼い主さんは愛犬とのお散歩時、しっかりとリードを使用していると思います。しかし残念ながら、ごく一部の飼い主さんはマナーが守れていないことも…。この記事ではノーリード散歩のリスクをご紹介いたします。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

愛犬の散歩には必ずリードを使用しましょう

リードをつけてお散歩中のレトリバー

多くの方にとって「犬の散歩はリードをつける」は当たり前のことですよね。それは、犬を飼われている方も飼われていない方であっても、ごく普通に守られるべきマナーとして認識していると思います。しかし、ごくまれにノーリードでお散歩をしている方を見かけるのも事実です。

犬のノーリード散歩は法律違反!?

犬の散歩の際にリードを使用することは、自治体の条例で決められていることがほとんどです。ノーリード散歩はマナー違反の上に、条例違反でもあるのです。法律上では明確に「ノーリード散歩は禁止」という文言はないものの、犬を飼っている飼い主さんに対しては「動物が人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない」とあります。

これは、動物愛護法第9条に「地方公共団体は、動物の健康及び安全を保持するとともに、動物が人に迷惑を及ぼすことのないようにするため、条例で定めるところにより、動物の飼養及び保管について動物の所有者又は占有者に対する指導をすること」とあるのを受け、多くの自治体で「綱、鎖等で確実に保持して」や「ロープ、鎖等によりその犬を確実に保持する」などの表現によって、散歩中の犬はリードでつなぐと定めています。

どんなに小さな犬や大人しい犬であっても、その姿を見ただけで「怖い」と感じてしまうほど、犬が苦手な方もいらっしゃいます。そのような方にとってはリードなしでお散歩している犬や飼い主さんは、迷惑な存在であることは間違いありません。愛犬にリードを着けずにお散歩することは、愛犬が危険と隣り合わせになることはもちろん、周囲の方へ多大な迷惑や、時には恐怖心を与えているのです。

どんなに大人しく賢い犬であったとしても「うちの子は大丈夫」は、残念ながら飼い主さんの勝手な思い込みです。周囲の方への配慮、また大切な愛犬を守るためにもノーリード散歩のリスクを確認してみてください。

ノーリード散歩のリスク4つ

車の前に飛び出すノーリードの犬

1.接触事故

ノーリード散歩は当然ながら、飼い主さんがリードで愛犬をコントロールすることができません。せっかくリードという愛犬をコントロールする道具を持っているのに、それを無用なものにしてしまっているのです。日頃は飼い主さんの言葉による指示に上手に従うことができていても、犬は突然の出来事に驚いてとっさに反応してしまうことが多々あります。

急に現れた動物、車の大きなクラクション、雷の音など、予期せぬタイミングであれば飼い主さんでも驚くのではないでしょうか?犬の場合、驚いてそのまま走り去ってしまう可能性もあります。

急に走り出してしまったとき、一番怖いのが車や自転車などとの接触事故。激しい事故であれば、当然ながら最悪の事態も考えられます。愛犬が負傷する可能性も高いですが、相手の方に怪我をさせてしまう危険性も非常に高いでしょう。

急に飛び出してきた犬に驚いて、歩行者や自転車に乗っている方が転倒し、大きな怪我をしてしまうケースもあります。責任は飼い主さんにあるため、刑事責任が問われる可能性や、場合によっては民事訴訟によって損害賠償金の支払が命じられる可能性もあります。

2.迷子

上記と同じ理由になりますが、犬が何かに驚いて急に走り出してしまうとき、パニックを起こしています。興奮の度合いが高ければ、どんなに飼い主さんが呼び戻しても戻ってくることはないでしょう。迷子になってしまうと、自力でお家に戻ってこられない子も多くいます。

現在でもインターネット、またSNSで迷子の犬を探しているという呼びかけは多く見かけます。迷子になった理由がすべてノーリード散歩ではありませんが、実際に迷子になっている犬は日本中で毎日存在しているのです。「うちの子は大丈夫」という気持ちが、愛犬を迷子にさせてしまうかもしれません。

3.誤飲・誤食

ノーリードでお散歩中、何かを誤飲・誤食してしまう危険もあります。道には食べ物ばかりではなく、いたるものが落ちていますよね。なかには心無い人が毒入りのドッグフードを道にまき、それを食べた犬が死亡してしまう事件も起きています。

その他、犬にとって中毒性の高い食品や、鋭利なものを誤飲してしまった場合、取り返しがつかなくなってしまうことも…。

犬は興味を持ったものは何でも口に入れてしまうことがあり、口に入る大きさのものは飲み込むことができます。飲み込まず口から出したとしても、鋭利なものであれば口腔内を傷つけてしまいます。飼い主さんがリードを着けて、道に落ちている物を確認しながらお散歩していれば簡単に防げることです。

4.咬傷事故

見ず知らずの人に急に触れられることに警戒心をもつ犬も多くいます。特に犬の死角となる頭上から人の手が下りてくる、頭を撫でられることは苦手な犬も多くいます。愛犬とのお散歩中、ノーリードの状態のときに、飼い主さんに断りなく愛犬に触れようとする人と出会ったら、犬は驚いて噛んだりどこかに逃げてしまうかもしれません。そのような犬の行動は自己防御のための動物として当たり前の行動です。

もちろん、断りなく触る方も良くありませんが、それ以前にリードを着けていなかった飼い主さんに責任があります。リードを着けて愛犬をきちんと管理していてれば誰も嫌な思いをしなくてすみます。

まとめ

リードを咥えて見上げる犬

日頃は落ち着いた性格で、賢く、おとなしい子であったとしても、不安や恐怖心からパニックを起こしてしまうと、飼い主さんでも驚いてしまうような行動をとるかもしれません。そのような時、犬は高い興奮状態にあり、ノーリードで興奮状態にある犬を指示に従わせるなんて、普通はできることではありません。普段届いている飼い主さんの声が届かない、普段見えている周囲の状況すら見えなくなっているのが興奮状態なのです。リードをつけてお散歩することで、飼い主さんは愛犬の突然の行動を制御することができますし、周囲の方への配慮もできます。お散歩中のリードは愛犬の自由や楽しみを奪うものではなく、愛犬自身の心や命を守ることができるものといっても過言ではないはずです。

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