1.犬にかかる費用
犬と初めて暮らすときの初期費用は、10万円から20万円ほどが平均的な金額であるとされています。ケージ・ベッド・トイレ・首輪・ハーネス・リード・食器・ブラシ・爪切り・おもちゃなど、あれこれ買い揃えるうちに、あっという間に予算をオーバーしてしまうこともあります。
ワクチン・予防接種、犬の登録代
また、お散歩デビューするためには、感染症を予防するための、混合ワクチンの接種を済ませなければなりません。その後、狂犬病の予防注射を済ませ、注射済票を発行してもらい、役所へ届け出なければなりません。
混合ワクチンの接種・狂犬病の予防注射・犬の登録費用を合わせると、一万円前後の費用が必要になります。生涯、食費や医療費や生活費など、人間が生活することと同じくらいの費用がかかる、と考えておくと良いかもしれません。
治療費
治療や手術には、人間以上の費用がかかることもあります。犬も高齢化が進み、病気にかかることも増えます。寝たきりの介護が必要になることもあります。子犬や成犬のとき以上に費用がかかるかもしれません。「こんなにお金がかかるとは思っていなかった」と、ビックリさせられることがあると思います。
2.家の中をメチャクチャにされる
犬の可愛らしいイタズラ動画が、SNSやテレビ番組で話題になりますね。イタズラをし、飼い主さんに叱られている様子など、見ている分には面白く、楽しませてくれます。しかし、実際に家の中をメチャクチャにされたときは、驚きもありますが、唖然としてしまいます。
リビングのドアが破壊されていたり、ソファーに穴が開けられていたり、部屋中にゴミ箱の中のゴミを撒き散らされていたり。SNSやテレビ番組で見ていた犬のイタズラは可愛いものだったのに…と、驚きを隠せないほどメチャクチャにされるかもしれません。
もちろん、犬の安全のためには、家の中を安全で快適な環境に整えておかなければなりません。しかし、いつの間にか、イタズラにも、家の中をメチャクチャにされることにも慣れてしまい、ビックリしなくなってしまう飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
3.聞いた話と全く違った
- この犬種は飼いやすいと聞いた
- 小型犬はお世話が楽だと思っていた
- ペットショップで大人しい犬だと言われた
- ほとんどお手入れが必要ないと聞いていた
- この犬種はほとんど吠えないと言われた
このように、「この犬種は〇〇だ」と、見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。全く違う展開が訪れると、ビックリさせられることがあります。
同じ犬種でもそれぞれ性格は違う
確かに、犬種によって特徴はあります。犬には、使役動物として人間と暮らしてきた歴史があり、狩猟犬であれば動くものを追いかける習性があるなどし、活発な犬が多いです。
しかし、狩猟犬として働いてきた歴史がある犬種の中にも、運動が苦手であったり、お散歩さえも億劫にしたり、のんびり屋さんな犬もいます。愛玩犬として愛されてきた歴史のある超小型犬であっても、ジッと抱っこされていることが好きであるとは限りません。大型犬よりも活動的で長時間のお散歩や運動を好む犬もいます。
被毛のお手入れが全く必要ないとは限らない
“抜け毛がほとんどないので、お手入れの必要がありません”なんてペットショップで言われることがありますが、被毛が伸び続ける犬種であると、毎月のトリミング代が一万円ほどかかったりもします。
確かに、日々の飼い主さんによるお手入れは少ないかもしれませんが…。こんなはずではなかった…と、驚くだけなら良いのですが、そのことから、犬を手離そうと考える人がいます。決して、あってはならないことです。
まとめ
犬との暮らしで飼い主がビックリしたことについて、
- 犬にかかる費用
- 家の中をメチャクチャにされる
- 聞いた話と全く違った
この3つの出来事を例にあげてみました。経済力も必要です。時間も必要です。体力も必要です。犬との暮らしには驚きがたくさんあります。そのたびに、不安や心配もあります。愛犬と一緒に乗り越えていくことで、ビックリした分、幸せな気持ちになれます。あなたの驚きも幸せに変わると嬉しいです。