犬が恐れている『3つの行為』

犬が恐れている『3つの行為』

犬が一度「怖い」と思ってしまうと、その対象を克服するのに時間と根気がかかります。また、飼い主さんの行動や愛犬のお手入れに対して恐怖心を持ってしまうと、飼い主さんと愛犬との信頼関係にもヒビが入ってしまう恐れもあります。今回は、犬が恐怖を感じやすいことについて解説いたします。

1.突然の大声や大きな音

歯をむいて威嚇するチワワ

危険を感じるものが苦手

犬は野生の本能によって、危険を感じることやビックリすることが苦手です。少しでも「怖い」「危険だ」と感じるものには自ら近付かないか、吠えたり威嚇したりして敵意を表します。特に、突然大きな声を上げたり、大きな音がしたりすると一気に警戒モードになってしまいます。

カメラのシャッター音にビックリ!

カメラの「カシャッ!」という音や、ピントを合わせるときの「ピピッ」という音を怖がってしまうわんちゃんもいます。また、電話の着信音にビックリして吠えてしまうことも。これらは特段大きな音ではないのですが、突然音が鳴り出すことに恐怖を感じて警戒してしまうと考えられます。

2.ドアを勢いよく開閉する

ドアから顔を覗かせている犬

開き戸は特に注意!

愛犬が近くにいることに気付かずにドアを勢いよく開閉してしまうと、愛犬の鼻にぶつかったり、しっぽや足を挟んでしまったりする危険があります。身体の小さい小型犬の場合は、骨折してしまうこともあります。特に開き戸の場合は愛犬が近くにいないかを確認し、ゆっくり開け閉めするようにしましょう。

ゆったりした行動を心がけよう

犬はせかせかとした大雑把な人よりも、ゆったりとした穏やかな人の方が安心します。犬と良い関係性を築くためには、飼い主さんが安心感のある人だと思ってもらうことが重要です。犬に接するときには、行動を落ち着きのあるものにすると良いでしょう。

3.爪切り

爪切りをされているトイプードル

爪切りが好きな犬はほぼいない

犬の爪には根元の方に血管や神経が通っており、深爪をしてしまうと痛みを感じます。爪切りに失敗してしまうと「爪切り=怖いこと」と覚えてしまうため、爪切りを手に持っただけで逃げてしまうことも。足先を触られるのを嫌がる子も多いため、爪切りに恐怖を感じるわんちゃんは多いです。

バチンと音を立てないように

血管部分を切ってしまうと、結構な量の出血をしてしまいます。白い爪の子は血管が透けて見えますが、黒い爪の子は血管が見えないため慎重に切っていきましょう。バチン!と一気に切ると音と衝撃で犬が怖がってしまいますし、切り過ぎて血管を傷める危険も高いため、爪切りは少しずつ音を立てないように行うと良いでしょう。

犬の爪切りのコツ

爪切りへの恐怖感を軽減させるために、爪切りの際にはおやつを与えながら行うのもおすすめです。「爪切り=良いこと」と思ってもらうことが目的です。慣れないうちは無理に完璧に切ろうとせず、先の方だけ少し切って終わりにしても良いと思います。飼い主さんが緊張して手が震えたり、力が入ったりするとわんちゃんにも伝わってしまいますので、飼い主さんがリラックスして行うこともポイントです。

まとめ

怯えて歯をむいて威嚇する犬

犬は車や他の犬などのほか、カメラのシャッター音のような意外なものにも恐怖を感じやすいです。犬は危険を感じることやビックリすることが苦手なので、一度でも「怖い」と思ってしまうと克服するのに根気と時間をかける必要があります。飼い主さんとの関係性を良好に保つためにも、犬と接する際には、安心感を与える落ち着いた行動を心がけましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 男性 Lazydog

    雷が鳴り始めると大喜びで庭駆け回るウチのボーダーですが、近所の自衛隊駐屯地で行われる年に一度の訓練展示が大の苦手。近所に駐車中の車のイモビライザーが反応するような、100mmを超えるような砲の轟音はわりと平気なのですが、25ミリ機関砲と小銃の音が大の苦手。特に89式小銃の5.56mm弾がダメで、ぱらぱらと鳴り始めると、可哀そうなくらいに怯えてそわそわし、がたがた震えながら物陰に身を隠している。本番の1週間くらい前からぱらぱら音が聞こえ始めるのですが、おしっこ漏らすこともあります。前世は紛争地でつらい思いをしていたのかなーなどと思いつつ、せめて本番の日は車に乗せて遠くに連れていくことにしています。
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