1.突然の大声や大きな音
危険を感じるものが苦手
犬は野生の本能によって、危険を感じることやビックリすることが苦手です。少しでも「怖い」「危険だ」と感じるものには自ら近付かないか、吠えたり威嚇したりして敵意を表します。特に、突然大きな声を上げたり、大きな音がしたりすると一気に警戒モードになってしまいます。
カメラのシャッター音にビックリ!
カメラの「カシャッ!」という音や、ピントを合わせるときの「ピピッ」という音を怖がってしまうわんちゃんもいます。また、電話の着信音にビックリして吠えてしまうことも。これらは特段大きな音ではないのですが、突然音が鳴り出すことに恐怖を感じて警戒してしまうと考えられます。
2.ドアを勢いよく開閉する
開き戸は特に注意!
愛犬が近くにいることに気付かずにドアを勢いよく開閉してしまうと、愛犬の鼻にぶつかったり、しっぽや足を挟んでしまったりする危険があります。身体の小さい小型犬の場合は、骨折してしまうこともあります。特に開き戸の場合は愛犬が近くにいないかを確認し、ゆっくり開け閉めするようにしましょう。
ゆったりした行動を心がけよう
犬はせかせかとした大雑把な人よりも、ゆったりとした穏やかな人の方が安心します。犬と良い関係性を築くためには、飼い主さんが安心感のある人だと思ってもらうことが重要です。犬に接するときには、行動を落ち着きのあるものにすると良いでしょう。
3.爪切り
爪切りが好きな犬はほぼいない
犬の爪には根元の方に血管や神経が通っており、深爪をしてしまうと痛みを感じます。爪切りに失敗してしまうと「爪切り=怖いこと」と覚えてしまうため、爪切りを手に持っただけで逃げてしまうことも。足先を触られるのを嫌がる子も多いため、爪切りに恐怖を感じるわんちゃんは多いです。
バチンと音を立てないように
血管部分を切ってしまうと、結構な量の出血をしてしまいます。白い爪の子は血管が透けて見えますが、黒い爪の子は血管が見えないため慎重に切っていきましょう。バチン!と一気に切ると音と衝撃で犬が怖がってしまいますし、切り過ぎて血管を傷める危険も高いため、爪切りは少しずつ音を立てないように行うと良いでしょう。
犬の爪切りのコツ
爪切りへの恐怖感を軽減させるために、爪切りの際にはおやつを与えながら行うのもおすすめです。「爪切り=良いこと」と思ってもらうことが目的です。慣れないうちは無理に完璧に切ろうとせず、先の方だけ少し切って終わりにしても良いと思います。飼い主さんが緊張して手が震えたり、力が入ったりするとわんちゃんにも伝わってしまいますので、飼い主さんがリラックスして行うこともポイントです。
まとめ
犬は車や他の犬などのほか、カメラのシャッター音のような意外なものにも恐怖を感じやすいです。犬は危険を感じることやビックリすることが苦手なので、一度でも「怖い」と思ってしまうと克服するのに根気と時間をかける必要があります。飼い主さんとの関係性を良好に保つためにも、犬と接する際には、安心感を与える落ち着いた行動を心がけましょう。
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50代以上 男性 Lazydog