うっとり顔をしているときの犬の気持ち
1.「たくさん歩いて楽しかったなぁ」
お散歩から帰ったあと、自分の寝床やお気に入りの場所へ行き、うっとり顔をしていることがあります。お散歩に満足することができた、という気持ちがあらわれています。まだ、お散歩に満足することができないまま帰宅したときは、家の中をウロウロ歩いたり、おもちゃを振り回して遊んだり、ソワソワした様子が見られるかもしれません。
うっとり顔でくつろいでいるときは、”たくさん歩いて楽しかったなぁ”、”お友達に会えて嬉しかったなぁ”と満足している様子ですので、これくらい歩けば満足してくれるんだな、という、お散歩の時間や距離の目安にもしやすのではないでしょうか。
2.「気持ち良いなぁ」
飼い主さんとスキンシップをしているとき、うっとり顔をしていることがあります。頭をなでてもらうとき、お腹をなでてもらうとき、手足のマッサージをしてもらうときはもちろん、飼い主さんに自分の身体をくっつけて座っているだけでも、うっとり顔になってしまいます。信頼できる大好きな飼い主さんが相手だからこそ、「気持ち良いなぁ」と感じられるのでしょう。
愛犬が、思わずうっとり顔になってしまう、なでられて気持ち良い身体の部分をご存じでしょうか。愛犬とのスキンシップやコミュニケーションをするときなど、信頼関係を深めるためのチャンスです。
3.「眠くなってきちゃったなぁ」
座った状態のままや、伏せをした状態のまま、うっとり顔をしていることがあります。眠くなってしまったけど、飼い主さんからの「寝ようか?」の言葉を待っているのかもしれません。
まだ飼い主さんが洗い物をしていたり、お風呂上りのスキンケアをしたりしているときなど、眠気を我慢しながら待っているとき、うっとり顔をしていることがよくあります。そっと横目で覗いてみてください。眠いなら先に寝てても良いのに、と思ってしまいますが、犬ってずっと健気に待っていますよね。
4.「スッキリする~」
ブラッシングをしてあげているとき、うっとり顔をすることがあります。ブラッシングをしてあげることで、皮膚がマッサージされたり、抜け毛やフケやホコリなどによる不快感が取り除かれたりして、スッキリして気分が良いのだと思います。
床に寝転がってブラッシングをされることが好きな犬もいるようで、あまりの気持ち良さに、そのまま眠ってしまうこともあるのだそうです。ブラッシングが苦手な犬も多いですが、うっとり顔になってしまうくらい、ブラッシングが気持ち良いものだと知ってもらえたら嬉しいですよね。
5.のぼせちゃった!?
冬の間、暖房のきいた部屋で過ごすことが多いかと思います。部屋の暖かさは、人間に合わせていますか?それとも、犬に合わせていますか?人間に合わせて部屋を暖めている場合、犬には暑いと感じられる温度まで上昇してしまうことがあります。部屋の隅でうっとり顔をしているとき、もしかすると、のぼせちゃっているかもしれません。パンティングをし始めたら、暑いのサインです。
犬に合わせて部屋の暖かさを調整すると、人間には少し寒く感じられるかもしれません。しかし、暖房がききすぎてしまうと、犬が熱中症になってしまうことがあります。部屋の出入りを自由にしたり、部屋全体を暖めるのではなく、こたつやホットカーペットを利用したりするなど、工夫してあげると良いのではないでしょうか。
こたつに入ってくつろいでいた犬が暑くなってしまい、こたつの外に出て、うっとり顔をすることがありますよね。”暑くなっちゃった。あ~こたつの外は冷たくて気持ち良い~”という感じでしょうか。
まとめ
犬が"うっとり顔"をしているときの心理について、
- たくさん歩いて楽しかったなぁ
- 気持ち良いなぁ
- 眠くなってきちゃったなぁ
- スッキリする~
- のぼせちゃった!?
この5つの例をご紹介しました。
愛犬が満足してうっとり顔をしている様子がたくさん見られると、私たち飼い主の気持ちも嬉しくなりますね。